首都圏の外郭・相模線に乗る
こんばんは。ここ何回か西武線ネタが続いたので、たまには遠足に行った時の乗り鉄を。
地味な存在ですが、かねてから乗ってみたいと思ってた相模線に乗る機会がありました。
相模線って終点は橋本なので近くなんですが、起点が茅ヶ崎で遠いんですよ。それに沿線に見所っぽいとこもないし、距離的に18切符とか使うほどでもないので後回しになってました。
たまたま読んだ鉄道関係の記事に相模線と八高線の乗車記があり、結構面白いかもと出かけてみました。
起点は茅ヶ崎ですが、湘南のイメージはありません。
そのイメージは海岸の方で、東海道線の駅の方はよくある町の駅って感じでした。
とはいえ、海岸に向かう道にサザン通りみたいな愛称がつけられてましたが。
相模線は駅のはじの方の専用ホーム発着のようです。ちなみにこの205系500番代、通年半自動なのでボタンを押してドアを開けて乗車。
すぐ最近までキハ35などがごとごと走ってた典型的なローカル線でしたが、電化して本数も増えて郊外電車に性格が変わってるようです。
かつてここから分かれていた「西寒川支線」の廃線跡が緑道として残されてるだけでなく、当時のレールがそのまま残っているので是非とも寄ってみたかったのです。
ホームに降りてみると、使われてない側線が1本あり、その敷地が踏切のあたりまで残ってます。
かつての西寒川支線の用地だったのでしょう。
その西寒川支線は電化される前、1日4往復の区間運転で走っていました。元々は相模川の砂利輸送のためなので、その時には既に存在意義がなくなっていました。終点の西寒川が民家のそばで家に横付けするような写真が残っています。
その緑道は、新しく作られた道路の交差点のところから始まっています。
よく整備された歩道で鉄道だった痕跡は真っ直ぐな道やカーブの角度くらいですが、のんびり歩くにはちょうどいいです。
途中に一之宮公園という比較的大きな公園があり、その隅にカーブして現役の頃ままの形でレールが敷いてあります。
この敷きっぱなしのレールがこの緑道の大きな特徴になってます。
しかし、維持がだんだん難しくなってるようなので、訪問はお早めに。
公園を抜けるとまた緑道となってます。
住宅の間を抜けていき、ひらけたところに石碑があってそこが「旧西寒川駅跡」らしいです。ここにもレールが敷いてありモニュメントになっています。
買って置いた飲み物を飲みながらしばし休憩。
あたりは再開発されており昔の写真とだいぶ違います。
この日はすでに夏日だったので、歩いて戻るのもきついなと思いましたが、そばを通る道にバスが走っており、「バス代行」で駅に戻りました。
だいたい20~30分毎くらいに電車があるので、すぐにきた橋本行きに乗って移動。
基本的に列車交換のある規模のある駅以外は無人駅なので、簡易型のScicaタッチする機械が備え付けられてます。
地図を見たとき、地形的に興味深かった下満駅で下車。
ここはホーム1本の停留所タイプの無人駅です。
なぜ、ここにしたというのは。相模川がすぐ近くを流れていて段丘になっていたので。
駅から県道を渡ると、見事な相模川の流れです。
河川敷をめぐる遊歩道を歩きましたが、このあたりが相模川が一番綺麗に見えるところじゃないかと思いました。
途中下車して一息つくにオススメの場所です。
ここから先は平坦な住宅地の中を走り程なく終点の橋本。
京王線にするか八王子にでるか迷いましたが、八王子にでて帰りました。
思ったより充実した乗り鉄でした。
やはり、一気に乗り通すより途中下車を楽しんだ方が、時間はかかりますが印象深くなるし面白いですね。
今回も読んでくれてありがとうございます。