ニュースカイライナーで訪ねる秘境駅
こんばんは。時期ネタなので新鮮なうちに。
昨日は成田空港開港40周年。
それに伴って京成からアナウンスが。
「この日限定、初代成田空港駅のスカイライナーホーム公開」
初代成田空港駅といえば今の「東成田」。
今では空港関係者以外利用しない魔境駅となったそこに、
一度訪ねて見たかったし、
そこから一駅だけの「芝山鉄道」にも
行って見たかったので出かけてみました。
スカイライナーのイベントに行くのだから、
新スカイライナーで行くのが礼儀でしょう。
そんなわけで上野から乗車。
成田スカイアクセス線も完乗できるし。
日暮里を出ると空港第二ビルまでノンストップ。
千葉に入り線路が直線になると、
気持ちのいい飛ばしっぷりで
だいたい39分で到着。
もう着いちゃったのって感じです。
ここから「東成田駅」までは、
果てしなく長い地下道を歩きます。
なんかの秘密基地に行くような感じ。
地下道を抜けると、無意味に広いフロアが。
ここがかつての日本の玄関です。
先輩の訪問者の記事によると
半分くらいは衝立で隠して内側は物置に。
地上に上がる広い階段と動かないエスカ。
「ツワモノどもが夢のあと」です。
肝心のホームの見学には有効な乗車券か
入場券が必要なので、芝山千代田までの切符を購入。
案内に従って入場してみると、
そこは’90の世界。
駅名板や看板に時代を感じます。
例えれば「昭和」な空間とでもいいましょうか。
今でも線路は電留線として
使われてるそうですが、
封印されてるホームに立てたことがレア体験でしょう。
ひとしきり見て、続くは芝山鉄道。
これが本数が少ないんですね。
平日の西武秩父行きと
どっちが多いっていうくらい。
全長約2キロで
「日本一短い鉄道」がウリ。
空港で寸断される芝山地区のために
作られた第三セクター鉄道。
しかし2キロで200円は
地元のバス並みに高い運賃だなあと。
電車は成田からの直通で、
滑走路のトンネルを抜け、地上に出ると
高架に上がって終点。
「芝山千代田」は1面1線の高架駅。
電車はまた成田に折り返します。
この日はお客が多かったので
わかりませんでしたが、
ゲリラ対策で鉄道警察が必ず同乗してるとか。
うーん、さすが成田空港。
どうせならラッシュの首都圏で
同じことをやってくれって感じですが。
ところがこの「芝山千代田駅」、
地図で見てある程度予想してましたが、
駅前はおろか周りに、
何もない!
あるのは空港敷地内に航空会社の建物。
一応「ハニワの町」を売り出し中ですが、
いかんせん、
「実はここも秘境駅では」感が。
町役場のある中心っぽいとこまでも、
車がないと行けない距離。
しかし公共交通機関空白地帯。
駅でもらった観光チラシに
見所が載ってますが、
どこも遠い!
「しょうがないから鉄道を引いてみました」
そんなとりあえず感満載です。
羽田の城南島や横田の箱根ヶ崎のような
離発着の見れる、航空機ファンオススメの
ビューポントが三里塚にあるんですが、
空港を挟んで反対側。
とりあえず町の中心か、総武本線まで延長しないと
交通機関として存在意義がないでしょう。
歴史的に見れば、存在自体が存在意義と
言えるのかもしれないけど。
(その辺は本館にリンクしてあります)
現地に行けば何か発見があるはずが、
行っても何もないというのもなんだかな〜。
そんな感じ。次にくるときには空港駅でしょう。