西武池袋線・旧入間川橋梁と仏子の珍スポット
こんばんは。今回も西武池袋線。新宿線の安比奈線跡に並ぶ有名廃線跡の旧入間川橋梁。
さすが、訪問してる人が多いです。
その入間川橋梁を去年訪れた時と、飯能の帰りに仏子のお城の廃墟を見に寄り道した時見つけた仏子側の珍スポットを。
西武線ユーザーならわかると思いますが、駅のいくつかに「無駄に敷地が広い」駅があります。
廃線跡本やブログで、貨物駅や廃線になった専用線が分岐していた跡だと知ることができました。
そんな子供の頃から謎だった駅の一つが「元加治駅」でした。
今、駿河台大学のスクールバスが発着場のある広い空き地。
これが入間川の砂利を運ぶ引込み線があった関係だと知ってなるほどと思いました。
しかし、この廃線跡はまったくに近いほど痕跡がないというので歩いたことがないんですが。
去年、旧入間川橋梁を見にここに降りたのは、なんと小学生の頃以来ですからもうなん十年ぶりだ?
ここによく川遊びにきていたのです。
ちょうど橋梁の横を通る道の橋の下あたりの河原です。
「田舎の駅」という表現がぴったりな雑木林に囲まれた当時の元加治駅でした。
その頃にはすでに複線化により線路はつけ変えられていました。
新しくなった駅を降りてみるとすっかり住宅地に変わってました。
記憶を頼りに線路近くを歩いて行くと、旧入間川橋梁のはじにぶつかりました。
位置関係的には歩いてきた道が旧線跡っぽいのですが、住宅の中と書いてる人もいます。
記憶が…というより、その敷地には当時は近づけなかったような…。
そこからすっかり立派になった道路橋を渡って川に沿って行くと、河原に遊歩道があって簡単に橋梁に近づくことができます。
昔はそんな道がなかったので、川に入って渡らないと近づけなかったのです。
立派な煉瓦積みの橋脚と錆びついたガーダー。
特に保存されてもいないのになぜ撤去しないのか実に謎。
記憶では仏子方面に結構長い築堤が残っていたんですが、開発により潰されて住宅になっています。
今はわずかな土盛りと西武鉄道の所有地が。
なぜ、このあたりに遊びにきていたかというと、広い河原になっていて遊んだり釣りをするのにいい場所だったんです。
結構遊びにきてる人がいて、橋のたもとには釣り具などを置いた小さな店がありました。
しかし今は、遊歩道を作ったため河原はなくなり釣り人もいなくなっていました。
その遊歩道は近所の人の散歩やサイクリングの場になっています。
また、大きな川を渡る鉄橋のない西武線の撮影名所になっているのは周知のとおりです。
そして先日改めて飯能へ行った時の帰りに仏子駅に降り立ってみた時のことです。
旧線の痕跡がほとんどないと思われた仏子側ですが、線路を付け替えたあたりの敷地が膨らんでいるのが踏切から見てわかりました。
興味深いので線路に近い道があることをマップで確かめたどってみました。
水路を渡る小さな橋梁が残っていました。
他に何かないかと歩いて行くと、その道は小学校の裏門につながっていました。通学路だったようです。
それ以上は行けないので、元々の目的だった「取り壊し中のお城の廃墟」を見に県道に戻る途中に珍物件が。
あの泉岳寺にある、天井の低さで有名な鉄道名所「高輪架道橋」を小ぶりにしたような、高さが同じ1.5mのアンダーパスを発見。
おおっ、同じ珍スポットがこんなところにあるとは!
しかも、記事で読んだことないから、もしかしてほとんど知られてない?
意表をつく発見に一人感動したり。
ちなみにこちらは住宅街の中の生活道路、車はほとんど通らないようです。
突入した車との戦いの跡らしきものはありませんでしたが、屈まないと通り抜けられないのは同じでした。
県道に戻って、目的のお城の廃墟は取り壊し工事中で、アプローチ道路は封鎖され覆いに隠れてました。
建物は見えませんでしたが、遺構がまだ見られたのはラッキーでした。
この日の旅鉄はこんな感じでした。読んでいただきありがとうございます。