都営三田線西高島平・そこは東京の僻地だった
こんばんは。そろそろ夏の旅行を考える時期ですね。
「都内秘境駅」としていくつか訪問して見ましたが、それらは「利用人員」から算出して利用客が少ないという駅でした。
しかし、今回訪問した都営三田線西高島平駅はいってしまえば「東京の果て」、連絡交通の不便さによる陸の孤島具合から「都区内の真の秘境駅」とも言えるだろう。といえるような戦闘力が高い駅でした。
ご存知都営三田線の終着駅。
この駅の存在は路線図で知っていましたが、駅が極めて特異なのは平行する道を走った時見て思いました。
「都営三田線が和光市や戸田市へ入らないのは都営だから」と言われてましたが、まさにそのとおり。
凸版印刷の工場がある関係で志村坂上まではよくいってたが、その先は訪問のためといえ初めて。
ここから地上区間になるとは知りませんでした。
住宅を縫うように走った線路は西台から高島平団地に入るとずっと西高島平まで直線。
車内は都内の混雑が嘘のような郊外電車的ムード。
程なく終点の西高島平。先は車止めになっており、高架はそこでぶっつり切れている。
売店もなく殺風景な構内を出ても店一つなく、先は首都高の高架が屋根のような新大宮バイパスと笹目通りの交差点。
バス停があるが、成増駅へ行くバスがどこから出るかわからない。
っていうかバス自体が止まっていない。
まさに東京のどんづまり感満載。
緑道公園の向こうには住宅があるが、駅の反対側は色々な会社の流通センター。
大型トラックが並んでいる。
繁華街は皆無、コンビニさえない。
交差点を歩行者は渡れないので歩道橋で新大宮バイパスの歩道へ。
この辺りは歩行者が通ることがほとんど考えられていないような設計の感じ。
歩道橋に上がらないと全長600mというR17の笹目橋の荒川の歩道に行けない。その荒川のこの辺は和光市と板橋区と川口市の境が交差してるとこで、橋の上で埼玉県和光市に入り、真ん中あたりで戸田市に入るというよくわからないところ。
橋を渡って戸田市に入ると、そこは鉄道空白地帯とはいえ、バスも不便というここに住むなら車を使えという場所。
これは、白子川を渡って埼玉県和光市の方も同じ。
大泉へ行く笹目通りはかつて外環自動車道がなかった時は、時間や時期によっては24時間渋滞してたドライバーや沿道住民泣かせの道だった。
笹目通り、笹目橋共に白バイの稼ぎ頭のようで何台も「強制募金」させられていた。特に笹目橋は直線で流れが早いのでいい獲物にされるので要注意。
荒川渡って戸田に入っても鉄道空白地帯。それならバスが発達してるといえばそうではなく、ほとんど田舎のバスだから恐れ入りました。
今日はそんな感じです。読んでくれてありがとうございます。