これぞ日本のローカル線・津軽鉄道
こんばんは。すっかり週刊ペースの更新になってしまってすいません。
五能線旅シリーズ・2 今回は津軽鉄道に乗って1泊目の宿泊地、弘前まで行きましょうか。
というのも、「奥津軽いまべつ駅」から「津軽中里駅」への路線バス、ほとんどノンストップで快走してくれたおかげでこの間の写真を撮るチャンスがありませんでした。
なので、文章で想像してください。
スマホが圏外で位置情報が取れなかったのと、津軽半島の道って海岸線しか知らなかったのでどこを走ったのかわからなかこともありました。
今回ブログにするにあたり地図を見て、「ああ、この辺はこんなだったんだ」と。
地図で見てみるとすごい経路だったんだなと。
「奥津軽いまべつ」から出て走った県道ですが、津軽線に沿った道で三厩への近道でした。実は途中、町らしい町もなく峠を越えて南下してたんです。道路沿いはずっと森林。津軽半島ってこんなに山だったっけ?
小さな峠を越えたところから「やまなみライン」という津軽半島を横断する唯一の道で半島を横切りました。
ここも山深く、まるで北海道の山岳地帯を走っているような無人地帯。秘境感抜群ですので竜飛崎へ行くドライブコースに入れたい道です。
道は2車線でトンネルもあったので、もしかしたら新幹線開業に合わせて直したのかもしれません。
現在位置がさっぱりわかりませんでしたが、平地に降りると湖の近くのようなところを走ってました。
地図で見ると丘と草原の先は十三湖のようです。
この十三湖は結構有名な観光地。北海道のサロマ湖のように海につながった湖ですが、同じように観光地らしいものが何もありません。
大きく広がる平野は開拓地なのかすごく北海道的な風景でした。
やがて家がポツポツ見えると。津軽中里。バスは新道の国道から家の立ち並ぶ旧道に入ります。ここの停留所でやっと地元のお客さんが。
津軽中里駅は町のはじにあるようで、旧道沿いに市街地が並んでいました。
もっとひなびた終着駅を想像してましたが、結構POPでモダン。
だけど踏切から駅を見ると、「ローカル線の終着駅」感満載です。
五所川原行きの列車まで1時間近くあったので、付近を探索。
「ふるさと」を感じる街並みは、廃墟や古い建物好きにはたまらないでしょう。
駅には「本州最北の私鉄」と表示が。あくまで私鉄ですよね。最北は津軽線の三厩だから。
元祖本州最北の鉄道「下北交通」がなくなったから、最北タイトルも三厩でしょう。
「これぞローカル線」の構内にやってきたのは「走れメロス号」。
キハ22が似合うけど、それはぜいたくってもんでしょう。
この車両もデビューした時はピカピカだったけど、錆が目立って貫禄が出てる気がするのは私だけ?
でも冬はオハ45のストーブ列車がはいますから、こちらの方が絵になりますね。
古き良きローカル線感満載の津軽線です。どの駅も途中下車して散歩したい佇まいです。
真冬の新たな観光で売り出してる「地吹雪体験」ができるのは、田園の中を走っていて、大掛かりな防風壁がないからなんですね。
付近に学校が固まってる五農高校前でドッと制服の子が乗ってきて町に入ると津軽五所川原。
一気に乗り通してしまったのがもったいなかったので、途中下車ができるくらいの予定で再訪したいです。
五所川原では乗り換え時間が短いので、高校生たちに混じって通路を通って五能線へ。
五所川原って思ったより大きな市街地を持つ町だったんですね。
通路に立つ人が出るほどの乗りで、弘前まで。すでに真っ暗になってました。
次回はメインイベントの五能線散歩です。
五能線旅シリーズ・2。津軽半島編を読んで下さってありがとうございます。