基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

山梨日帰り旅part3、甲州街道・笹子宿

こんばんは。すっかり冬だというのに、ここでは未だに夏や秋のネタをやっております。
更新が普通列車なせいですが。取材に行ったとこまだまだあるのに。


甲府盆地の端っこ、勝沼から戻ると山越えになります。

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今は高速道路も国道も長大な「笹子トンネル」で山をぶち抜いてますが、この笹子峠甲州街道の最大の難所でした。

なんせ道は狭いし、つづら折れの急坂。鉄道は長大な「笹子トンネル」で苦心の末開通させましたが、国道は現在の「新笹子トンネル」ができるまでは山越えを強いられていたのです。

実際に現地に行って初めて知ったのですが、その「新笹子トンネル」は開通当初は有料道路だったのです。
今も料金所の跡が残っています。

その新しい国道トンネルですが、長大な上に作られたのが古いので道が狭い。
なので、ハイカーやチャリダーは旧道を超えています。今は一応県道ですが、「険道」です。

カーブや坂がキツイですが、のんびり走るのにはいいです。車がほとんど通らないのと。幹線道路を偲ばせる橋、ハイライトはやたら立派な峠のトンネルです。中は真っ暗ですが。

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そんな峠の麓の小駅。もちろん無人ですが、駅前のお店で名物「笹子餅」を売ってます。
ホームでは売ってないので途中下車して、買いに出るしかありません。

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駅を出て坂を降りたR20沿いです。


草餅の大福のようで、お茶に結構合うと思います。

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そんな山の中に勝沼の帰りに寄り道したのは、かつてここ笹子は甲州街道の宿場町でその街並みが残っているので見たかったことが一番。

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そして、新笹子トンネルの料金所跡と、かつての幹線道路を偲ばせるは橋の欄干などの建造物。
そしてツーリングで旧道を通った時に、山肌の畑の中にあった踏切の警報機の謎を確かめて見たいからという欲張りな目的でした。

さらに言えば、この笹子駅上諏訪夜行が健在の時代、唯一の通過駅だったのでどんなとこなんだという興味からでした。


降り立ってみると、普通の中央本線の山中の駅でした。
駅も割と新しい平屋の駅舎。

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駅は高台にあるので道を下ったとこに「笹子餅」を売ってるお店があったので一人分くらいの小さいのを書いました。
この下ったとこにある道はR20です。大月から勝沼まで駅は少ないのですが、国道の方は集落を大回りしてるのに対し、旧道は集落の中心を通っているので、徒歩だと古い街並みが楽しめそうなのです。

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しかし、このR20、勝沼から大月までは信号もほとんどなく、笹子川に沿った走りやすい道。そのせいか中央道を使うのと大して時間が変わらないので交通量が非常に多いのです。

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ここにきた時には夕方になってしまっていましたが、街並みを眺めながら国道を歩いていると、特に下りの車はすごいスピードで坂を下ってくるので、夕方の首都高を歩いているような恐怖を感じました。


山のせいか日が暮れると暗くなるのは早いです。地図で見ると意外に距離がないと思った料金所の跡ですが、歩いているうちに真っ暗になってしまいました。

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この辺は道路の改良が行われていて、旧道の橋は歩行者用となったため幹線道路だったことが感じられます。
甲州街道は真っ暗で入って行く気にはなりませんでした。

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そして料金所の跡。

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笹子川の水量の多い川の音と宿場町の風情の残る集落。
いいところなのに、ひっきりなしに猛スピードで走り向ける車やトラックの騒音のせいで、もったいない気がしました。

 


今回も読んでいただきありがとうございます。