東京都水道局境浄水場専用線跡
こんばんは。前回、去年の11月に歩いた武蔵野競技場線跡を書きましたが、地図を見ると近くにもう一ヶ所に意味ありげな曲線の公園がありました。気になるので調べてみると境浄水場への引込み線跡というではありませんか。
これは行ってみるしかない。
というわけで、豊田の水車小屋を見に行く途中に寄り道しました。
ここも末端部分が工事中でよくわからなかったので、改めて後日その部分は見に行きました。
高架になった武蔵境駅に降りるのも初めて。西武多摩川線がどうなってるかも見たかったし。
すごく近代的でキレイになった駅から、高架に沿った側道を三鷹方面に歩いて行きました。
すると、住宅地の縁にひっそりと目立たないカーブの路地が分かれています。
交差点になっておらず、歩道を乗り越えて別れてるのでわからず行きすぎてしまいました。
この路地こそ境浄水場への専用線跡でした。
この路線、境浄水場建設時の資材輸送を目的に敷かれ、その後は濾過用の砂利を運搬するために使われていたようです。
境界杭がところどころに残ってました。
ほとんど路地の道を歩いて行くと、柵が見え「行き止まり?」と思いましたが小さな橋で水路を渡るようになってました。
コンクリート3面ばりの水路は「仙川」っぽいです。水が流れてなく枯れてました。
橋台の跡は見当たりませんでした。
橋を渡ると並木が続く緑道公園「本村公園」です。土盛りがしてある部分か暗渠のような道になってるところに線路があったかははっきりしませんでした。
ゆるいRのカーブが鉄道跡と思えばそう思えます。やがて公園と合流して緑道になったので道なりに進みました。
時間のせいもあったと思いますが、歩いてる人は少なかったです。
途中の交差点では、都道の歩道になってる武蔵野競技場線跡のグリーンパーク遊歩道が。実は近くを通っているのです。
こちらも林のような並木が続くよく整備された緑道なので、散歩気分で歩けました。
やがて玉川上水に突き当たって終わりになりました。
11月の時は護岸工事をしていて土盛りがされていて深く、橋台跡などは見えなかったです。
しかし、ここだけ再訪した時にはキレイになっており橋台跡を見ることができました。
浄水場の裏門っぽいところが道路に対して不自然な鋭角になっているので、ここが浄水場への出入り口だと思われました。
浄水場敷地内は跡形もなく整地されていました。
一応末端まで見れたので、まっすぐ駅に向かう道で駅に戻りミッションその1が終わり。
せっかくなので西武多摩川線に乗ることにしました。
高架化前は下りホームの3番線(?)で中間改札がなく乗り換えられましたが、今はホームが別になり乗り換えは一度改札を出なければならなくなっていたのですね。
約25年ぶりだったので、初乗りのように新鮮でした。
終点の是政まで乗り、4車線の立派な道になっていた府中街道で多摩川を渡って南武線の南多摩へ。
高架化されていて立派な駅舎に変わっていました。
東横インができてたり、開発工事をしているのでこれから進化するのでしょう。
水辺散歩と水車小屋を見に、立川経由で豊田へ向かいました。
今回も読んでいただきありがとうございます。