基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

なぜか東海道本線の美濃赤坂支線には穴場的魅力が

こんばんは。今年は10連休という超大型連休がありました。社会人になってGWなんてなかったので学生以来に旅ができました。とは言っても前半しか空きがなかった上に、全日程雨といういままでなかったトホホな旅となりました。

とはいえ、ずっと行きたかった郡上八幡に行けてよかったです。


その旅の中から、スポットで取り出して記事にしていこうと思います。
まずは、東海道本線唯一の未乗区間だった「美濃赤坂支線」をコンプリート。

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なぜこの区間が天下の東海道本線なのかはともかく、ここに乗るだけで足止めする旅ができなかったので、ずっと未乗のままでした。しかし、美濃赤坂は非常に興味深いところじゃありませんか。


本数の少ないこの区間に合わせて、東海道線を乗り継いで大垣に。
なんと美濃赤坂支線はICカードが使えないとあるので、一回改札を出て切符を購入。


3番乗り場とありますが降りたホームには2、4番乗り場しかないではありませんか。
「3番乗り場」とある方へ行くとホームのはじについでに作ったような乗り場。

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そこにワンマン2両のシャトル便らしき電車が止まっていました。
半自動なのでボタンを押して乗り込みました。最近東京近辺は増えてますが、ボタンを押して開けるのが新しい?


定刻どおり発車。本線から2キロ弱で終点とか書いてるのがあるので、どんな経路を取るのかと思ったらそのまま本線を走りました。途中の荒生駅の手前で上り線を横断して駅に停車。

荒生駅は美濃赤坂支線だけの駅だったんですね。
ここから終点の美濃赤坂までは、本線とは思えない単線の田園の中を淡々と走り、大きく開けた貨物駅のような敷地の隅にある片面の行き止まりのホームに止まって終点。

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駅舎は開業した時から使っているような、風情のある無人の木造駅舎。
看板はくすんでいて年月を感じます。

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開業時からかえてないんじゃないかと思うくらい年季が入ってます。


ホームから駅を出るまで完全バリアフリーなのでした。
広い敷地は「昔はすごかった」と思わせる多数の側線と大きな島式ホームが2本。今は全く使われてないようです。

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確かに昔はそれなりに大きな駅だったのでしょう。東京からの大垣夜行が一時期ここが終着の時があったのですから。
実ははじの方にある線路は生きていて、旅客線は行き止まりですがさらに貨物線として先に伸びています。

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グーグルさんで知ったんですが、実はこの美濃赤坂近辺は中山道の旧赤坂宿なのです。
あまり知られてないのか、観光化されてないので「らしい」建物が自然にあります。

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穴場的魅力がある場所ではないでしょうか。


駅を出て中山道に出て右に行くと、踏切がありました。
西濃運輸石灰石輸送の貨物線です。そこに「赤坂本町駅跡」とあり、石積みのホームの残骸らしきものが。

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どうも昔は旅客輸送もやっていたようです。
西濃運輸の貨物線の廃線跡は他にもあると、地元の人のブログにあったので見に行って見ました。

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20分以上歩いたところに踏切の跡が。

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しかし、遺構が残っているのはそのあたりで終点だったという場所では整地工事中。

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銀行まで街並みに合わせ建物です。

赤坂宿を横切ると、なんで知られてないんだというくらい見事な街並みでした。

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船運があった頃の港の跡。


そこから30分弱で養老鉄道東赤坂駅があるので抜け道として使えます。

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街を抜けたところにある国道の橋の横に鉄道の橋台跡が。

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中山道を道なりに歩いて行くと養老鉄道東赤坂駅に出ます。


時間に余裕があればオプションに組み込む価値がある、オススメルートだと思います。

 

今回も読んでいただきありがとうございます。