京葉線越中島駅…変わりゆく都心の秘境駅
更新間隔が空いてしまって、素材が溜まってます。
せめて週2くらいのペースで更新したいです。
都内の秘境駅でググると「ゆりかもめ・市場前駅」、そして意外なことに「京葉線・越中島駅」と。
なんでも京葉線はおろか、23区内で最も乗降が少ないとか。
理由は、利用客のほとんどがそばの東京海洋大学の学生などの関係者。近隣の住民は使いづらい京葉線より、徒歩10分くらいの地下鉄門前仲町駅か月島駅の利用が多いためと。
確かに京葉線の使いづらさは、利用したことがある人ならわかると思いますが東京駅のとんどもない遠さ。「これが同じ駅かよ」と思うくらい歩かされるとこです。これを毎日通勤の時歩く時間のロスを考えれば納得できます。
とはいえ、JRも利用促進のためか停車電車を増やしたりしたので、1時間に7〜8本と郊外のターミナル駅並みに本数はあります。
それでも1日あたり4569人とか。東京駅からわずか2駅、10分弱と考えると確かに少ないと思います。
付近には件の大学の他は住宅以外何もないとありましたが、興味深いので訪ねてみました。
調べた時に少ない少ないとあったのですが、日曜だったせいか電車を降りるとそれなりにパラパラと降りる人も乗ってくる人もいました。まあ、なんだかんだ言っても都心ですからねえって感じ。
確かに少ないと納得したのは、電車が行ってしまうとホームや通路に誰もいなくなるトコでしょうか。
都心の駅では早朝・深夜以外ではあまりないことですから。
思いがけなくスタンプがあったのでペタリと。
地上へ出てみるとすぐそばにバス停があり臨海地域へのバスがあるようです。
真正面に東京海洋大学がありますが、日曜なので門は閉まっていて誰もいません。
しかし、敷地内に煉瓦積みの渋い建物が。
「第一観測台」という明治時代に建てられたものとか。
地図で見ると反対側が運河などある海岸方面なのでそっちを周ってみました。
「付近は何もない」とよく書かれていましたが、街歩きの好きな人なら下町っぽい「THIS IS 江東区」を感じれるかもしれません。
しかし、ここも他と同じで再開発による高層マンション化が進行中。
今はそんな「らしい」家や街並みと近代的な高層マンションのコラージュという不思議な面白さがあると思います。
運河や船泊があるあたりが下町っぽさを感じれるエリアかと。
10分くらい歩くと、使わなくなった運河を埋め立てた「古石場川親水公園」がありました。
川面から見上げる橋などの風景と水路に流れる水。日曜なので散歩の人やKIDSたちが遊んでいました。
都会のオアシスのようにまったりできる「癒しスポット」としてはいい公園でした。
通り沿いは大学以外本当に何もないところですが、一歩路地に入ると派手なものはありませんが下町の生活感や変遷が見られます。
しかし先に書いたように、いろんなところで工事が行われていたので、近い将来マンションだらけになって無味乾燥な風景になってしまいそうな感じがしました。
地下鉄の駅も近いし湾岸方面へのバスもあるので、途中下車して軽い街歩きにはいいスポットかもしれません。