流鉄・東京に一番近い昭和なローカル民鉄
こんばんは。西武の101系が走る流鉄、私にとっては総武流山電鉄ですが。が、昭和レトロで素晴らしいということで乗りに行きました。5月に訪問したんですが、帰りの浦和巡りの方しかブログ化されてませんでした。
「東京に一番近いローカル線」とうたってますうが、実際行ってみるとどうしてどうして結構な住宅地です。
以前、武蔵野線が通ってて、そこにつくばエクスプレスが開通すると並行して走ってる同線の存在が中途半端になるので廃止の噂が出たことがありました。
実際に乗ってみるとそれなりに機能してるどころか、沿線の開発が進んでて伸び代がある路線ではないかと思いました。しかし、都心直結のつくばエクスプレスの存在が影を落としてるようです。
そんな流鉄の始発は馬橋駅。そういえば常磐線に乗って千葉方面に行くのも、何年振りでしょうか。
常磐線の電車を降りて跨線橋を端まで歩いて行くと、小さな専用ホームがあります。
これが、秩父鉄道と同等かそれ以上に「昭和」な空間でした。
木造の社屋とホームに券売機。実は流鉄、PasmoなどのICカードが使えません。
さすがに券売機はタッチパネル式でしたが、私は窓口で500円の1日乗車券を購入。
ちょうど往復するのと同じくらいですから途中下車すればお得です。おまけにオリジナルのバッジがついてきました。
木造のホームと時刻表、時計が「昭和」を感じます。
写真をご覧になればわかると思いますが、電車の本数はそれなりにありますので気軽に途中下車ができそうです。
やってきた電車は緑のでした。車体はともかく、内装は西武時代とほとんど変わらないので懐かしい人に再会した気分でした。
定刻にパラパラとお客を乗せて発車。しばらく常磐線と並行した後路地裏のようなところを走ります。
次がいきなりビューポイントの「幸谷駅」。
例によって路地裏のようなところですが、JR新松戸駅のそば。駅から細い裏道のようなところを歩くと広くて賑やかな駅前広場に出ます。この駅の方が乗り換えには便利です。
それだけではありません。この駅のGreatなところはマンションの1階にあるところです。
つまり、この駅のマンションは駅から徒歩0分、常磐線、武蔵野線の駅まで5分かからない好物件なのです。
なかなか手強い流鉄です。
ここを出ると住宅地の中をずっと走りますが、家が途切れることがなく続いてます。
雰囲気的に西武多摩川線っぽい感じです。結構揺れますが全然田舎じゃないです。
そういいますが警報機も遮断機もない4種踏切があるとこは、やっぱローカル民鉄だなあと。
特に目立つ車窓もない郊外の開発中の住宅地って感じであっという間に終点の流山。
駅のそばにマンションがあったり、鉄道は昭和だけど沿線は平成って感じです。
流山駅の構内奥に車両基地があります。
ここの駅舎は「関東の駅100選」に選定されています。なるほど、いい味出します。
また、アニメ化もされた「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた」の舞台で、キャラの女の子が案内してる観光マップをもらって町巡りを。
…と出かけましたが、訪れたのが月曜のためお店は軒並み休みでした、
また、駅前から廃線跡と書いてある独特のRを持った曲線の道をたどると、キッコーマンの工場に空き当たりました。
説明板あって万上線というキッコーマンの工場内への引き込み線跡だそうです。
とりあえずキッコーマンの工場の玄関に行ってみましたが、当然入れません(当たり前だ)。
とりあえずグルメには興味はないので適当に町歩き。渋い建物から珍スポット、井戸もあったりと飽きません。
江戸川の堤防まで出て一休み。
ここの江戸川の流れが速くてびっくりです。
街を一回りして駅間が1キロちょいくらいなので、行きつ戻りつをしながら幸谷まで戻って、武蔵野線の新松戸から戻りました。
ぶらりと乗りにくるには味のあるいい路線です。グッズもいっぱい出してるし。
しかし、沿線がどんどん宅地化されてるのに都心直通の「TX」にかなり乗客を食われているのがもったいないです。
余談ですが、家から馬橋まで結構かかったのに、よくみんなもっと遠い柏までライブを見に行くなあ。
今回も読んでいただきありがとうございます。