山梨日帰り旅・富士急「寿駅」を訪ねて…その1
こんばんは。ちょっと忙しくて、本館の方の更新で精一杯でした。
津軽旅がよかったのは書きましたが、やっぱ半日や日帰りで近くを急いで回るより、ゆとりを持って訪問できるメリットは大きいです。
そんなことを言いながら、近いうちに行きたいとこを考えてます。
今回は日帰りで行けるけど、1回で1箇所しか訪問できなかったので、宿泊があれば一気に回れたのになと思った富士急と勝沼への旅です。
上信電鉄の「南蛇井」のように、近くにインパクトのある駅名の駅はないかなと路線図を見ていると、なんと富士急に「寿」というめでたい名前の駅があるではありませんか!
まさか「寿駅」が富士急にもあるとは思いませんでした。
実は北海道の北の果て、今はなき天北線という宗谷本線の音威子府と南稚内をオホーツク海近くを通って繋いでいた路線がありました。その路線にある仮乗降場という板張りの駅と言えないような駅に「寿駅」があったのです。
そこは人がいないような山の中。乗降場があったということは以前は人が住んでいたのでしょう。そんな「知る人ぞ知る」駅だったので、どういう経緯でその名前になったのかはわかりませんでした。
そして、天北線は廃線になったので一緒になくなってしまいました。
もし存続していたら「秘境&縁起駅」として有名になってたかもしれません。
なのでまさか関東の「富士急」に同じ名前の駅があったなんて驚きでした。
こちらの方は大々的ではありませんが縁起駅として富士急は売り出してるようでした。
これは訪ねてみたくならないわけがありません。
10月の午後一に、新宿から「かいじ号」で大月に出かけました。
大月は甲州街道の宿場町だったところですが、R20が市内を通っておりバイクで何度も通ったことがあるところです。
もっとさかのぼると「上諏訪夜行」と呼ばれた夜行普通列車。中央線の最終列車から夜行列車に役目が変わる区切りになる駅という感じで、20分以上の長時間停車を利用して駅のそばのコンビニに食料を調達しに行ったものです。
そんな大月で富士急に乗り換えですが、「寿駅」は普通列車しか止まらないので40分くらいの待ち時間を利用して、駅の周りを散歩してみました。
駅前になかなか渋い喫茶店になってる洋館があり期待させてくれます。そういえばこの駅に降りるのは「上諏訪夜行」を利用した時の深夜しかなかったので、周りの景色はわからなかったのでした。
駅前から200mくらいでR20との交差点です。角にコンビニが。まだ残っていたことにちょっと感動でした。
両側は東京から1時間とは思えないほど、ローカルな感じの市街地でした。
「こんなに古い建物が並んでたんだ」としばし感動。
宿場町的な建物や町並みは、平行する狭い道の方に入るとありました。
おそらくこちらが本来の甲州街道なのでしょう。飲食店が並んでいたり、古い重厚な家があったりと地方都市の旧市街地的な味がありました。
時間をかけて路地までじっくり歩いてみたい気がしました。
長くなってしまいましたので、続きます。
今回も読んでいただきありがとうございます。
次回は富士急で「寿」で下車。さらに河口湖まで行った時のことを書きたいと思います。