シンデレラになれない「乙女駅」と新幹線に見放された「小諸駅」
こんばんは。多忙の上、第1ブログが「短いお出かけ、長いブログ」になってしまいました。
もう夏も終わりそうだというのに、小海線遠足が完結しないとは。短期間で終わらせるつもりだったのに。
前回、野辺山高原に寄って千曲川に沿った信州のローカル線テイストの小海線を楽しみ、佐久平で宿泊。
やっぱ泊まりを入れた方がバタバタしないで済みます。
しかし、「佐久平」駅の周りのさびれっぷりでは、新幹線駅ベスト5に入るくらいとは。
なんたってコンビニがないから、飲み物はすべてホテル内の自販機頼り。
まあ、もともと畑だけの場所でしたから。
しかし、前回はすぐ新幹線に乗り換えだったので気づきませんでしたが、有人は新幹線駅の方だけで小海線は無人駅だったとは。たまげました。
その小海線は小諸までですが、一度途中下車したいと思っていたのが終点近くの「乙女駅」。
名前に引かれてどんなところか興味があったのです。
なんたって「乙女」ですから。
「しなの鉄道」が並行してるけど、小海線だけの駅。
「縁起切符でも作れば売れそうな駅」ですが、駅名とは裏腹なホーム1面の仮乗降場みたいなあまりにも地味な駅です。
せめてカラフルさでもあればインスタ映えさせて売り出せそうですが、オーバーパスの下。色気も何もない残念な駅です。
小諸市の郊外で、乙女という地名はそれなりに由来はあるのですが。
「売り」になるのが乙女湖公園だけという。ちなみに駅から公園直行の道があります。
趣味的な話題だと、オーバーパスになる前は踏切だったんじゃないかという痕跡でしょうか。
上の道の方に出ても郊外の畑地で特に目立つものもないんです。
清里が流行ったときに、「乙女チック」な駅舎にして抱き合わせで売り出すチャンスだったと思います。
でも、離れ過ぎてますからねえ。
でも、名前が名前だからきっかけがあればブレイクする…かな?
乙女駅の周りを散歩して、1本後の列車で終点の小諸へ。
北陸新幹線が南の「佐久平」を通ったおかげで、小海線との接続駅で小諸城跡の懐古園などの観光地がある城下町なのに、地味な存在になった小諸。
街としては中規模都市ですが、寄った感じ地盤沈下しかけている雰囲気。
しかも、しなの鉄道と小海線はつながってないし。
国鉄時代からそうでした。貨物列車が直通してるとか特殊事情がないと、同じ国鉄でも第三セクター化されたりして別会社になると渡り線をなくしたり、つながってたレールを切ったり。
なんなんでしょうね。切りたくなる制度でもあるんでしょうか?
直通列車を廃止するならまだしもレールを切ってしまったら、今後直通列車は設定できないし、バイパス線として機能させられないしいいことなんかないのに。
だから「ネットワークが崩壊してる」って言われると思います。
それはともかく、新幹線が乗り入れないおかげで大規模な再開発が行われず、駅舎や駅の雰囲気は信越本線の面影があるし、街も昭和の地方都市の雰囲気や北国街道の面影が見られます。
今回は乗り換え時間の関係で駅の周りしか歩けませんでした。なかなか見栄えのする建物や路地がありました。
機会があれば町歩きをしたいところです。
街が国道沿いに広がってるのに対し、しなの鉄道は街の外を通る区間が街の外側が多いのです。そのため軽井沢に近づくにつれて高原テイストになるので、軽井沢〜長野間は在来線を使いたくなります。
今回も読んでいただきありがとうございます。