上越国境駅めぐり…4「水上」
こんにちは。運転見合わせが続いて更新間隔が長引いてしまった「上越国境駅めぐり」。いよいよラストになります。
8月の日帰り旅なのに何ヶ月かかってるんだ! すみません。
すみませんついでに前回一箇所先走った部分がありました。
鬼怒川温泉の訪問記はこっちのブログでは記事化してませんでした。
第一ブログで見所だけピックアップして、リライトしたアップグレード版をまだ書いてませんでした。
こちらの方を先に収録しないといけなかったのに。使ってない素材がどんどん溜まって行く…。
バブルの時建てられた大規模ホテルが、その後の旅行形態の変化というか「社員旅行」というものが少なくなったの設備が過剰になり維持できなくて倒産が続出したようです。
倒産するだけならまだしも、建物は放置され「廃墟ホテル」となりました。
会津の東山、鬼怒川、そしてこの水上にそれらが目立ち、その朽ち果てた独特の景観から「廃」な人では有名スポットとなったらしいです。
私は個人的に「温泉廃墟」というと、自然災害や事情があって廃業した旅館が廃墟化した後もお湯は湧き続け、野湯と化してもなお温泉として生きてるところにロマンを感じます。
だから鬼怒川の廃ホテルを見たとき、「どっちかといえば、ビル廃墟って感じかな」と思いました。
水上はそんな建物を見るためというより、乗り換え駅なので見て歩いてみようと。
ここにくるのは、全盛期の冬にSL列車に乗りにとその時は水上には日帰り温泉施設がなく。谷川温泉の日帰り温泉施設「湯テルメ谷川」に行った時以来です。
その後、奥利根にツーリングに行くためにパイパスはバイクで何度も走りましたが。
温泉街は道が狭くて走りにくいので。
地元のバス並みに混雑していながら、急カーブの連続する国道を左右に振り回されながら水上駅前へ。
新幹線で帰る人ばかりかと思いましたが、ほぼ全員が駅前で降りてバスは「回送状態」で走り去って行きました。
水上温泉といえば、景観のいい「諏訪峡」の両側に旅館が立ち並ぶ光景が有名です。
しかし「水上駅」は温泉街をすぎた比較的広いところにあります。
鉄道全盛期の頃の側線が駅前に埋まっているのもなかなかです。
そして水上=廃墟のアイコンとも言える「旧ホテル大宮」の廃墟が駅前に凄まじい姿で残っています。
もうこれを見ればいいって感じ。
温泉街まで行くには電車の時間の関係で無理そうなので、かえって歩くことのない駅周辺を。
ホテルの送迎車は「上毛高原駅」に行くのか、水上の駅前は16時すぎというのに人はまばらでお土産やさんは閉店準備に入ってました。
ここを発着する特急もなくなってローカル電車だけになってしまったので、全盛期を知ってるだけに寂しいです。
といえ、利根川沿いの住宅地に入ると、以前はこちら側が温泉街だったのではという街並みが。
川沿いの低地から県道に登って利根川を渡って温泉街の入り口まで行って見ました。
利根川の流れは変わらずキレイです。
道を隔てた一軒は潰れたのは取り壊し中でしたが、反対側のチェーンホテルは送迎バスの誘導をしてたりと大温泉地を感じました。
奥に温泉街が続いてましたが、電車の時間のため引き返し。
なんせ普通列車が1時間に1本しかないですから。
駅に近づくと貨物列車が轟音で走って行きました。
現行機関車は単機で山越えができるのですか。
時間があったら道の駅に「ダムカレー」を食べに行って、かつて道端に「歴史的記念物ですからとりあえず」と置いてあったEF16を見に行きたかったです。
高崎行きに乗ったお客さんも数えるほど。先に出る越後湯沢行きは1両に1〜2人いるくらいかなという感じ。
帰宅モードになってけだるい感じ。ロングシートで車窓がいい区間でしたが爆睡。
気づいたら真っ暗になってて、新前橋の手前でした。
高崎からは迷いましたが、新幹線で帰りました。普通グリーンで帰った方が安いのですが、時間がかかるので。
今回は日帰りだけど、ずっと降りて見たかった駅を散策できて中身の濃い旅になりました。
もう季節外れですが、水上の奥は素晴らしいところばかりです。交通が不便なので足がないと難しいですが。
今回も読んでいただきありがとうございます。