非常事態宣言発令〜首都LOCKDOWNされたら・荒川を泳いで渡るしかない
こんにちは。GW中は「STAY HOME」の強制、越境しての外出は自粛という名の「出かけるんじゃねーぞ、わかってるな」らしいです。前回から間があいて時期ものなのに合わなくなったと思いました。
そしたら、今回のメインになる都立公園の封鎖、越境しての外出禁止が打ち出されたので、現地へ突撃したネタが無駄にならないで済みました。
今回は訪問場所は多いですが、似たようなところなので、完結まで突っ走ります。
埼京線で「浮間舟渡」に。北口はバスターミナルのあるロータリーで、前の都道を渡るとすぐ池のある「浮間公園」です。
昼飯を食べてなかったので、ちょうどコンビニとマックがあるので、マックで休もうかと思いました。
でも、天気がいいので持ち帰りにして公園で食べました。
この「浮間公園」、地図を見るとおわかりのように、埼玉県川口市が敷地の一部まで張り出してます。
この張り出した部分に埼玉県の人がいて、都県境が封鎖されたら、荒川を泳いで渡るしかないという場所。
公園はおそらく最後になる桜を楽しみに、「外出自粛」なんて何処へやらの人出でした。
それでも、「勘弁してくれ」ほどにならないのは、とても広いおかげです。
ここは、前からきてみたかった場所だったのでちょうど良かった感じ。
それは公園にある池です。場所的に河跡湖っぽいので。
ちょうど公園の入り口に説明板があり、やはりそのようです。
今の荒川はほとんどまっすぐですが、それは治水によるもので元々は曲がりくねってたとか。
そこを治水によってまっすぐに直した、旧河川跡が浮間が原として残り池になったとか。
木の生えてる島というか中州が結構あったらしいです。
元々の曲がりくねった荒川が都県境であったので、ここや、その先の岩渕あたりまで埼玉県が食い込んでいると思われます。
風車のある家族づれが遊びに来るにぴったりな緑の多い公園でした。
桜並木の下をくぐって、ベンチで池を眺めながらハンバーガーを食べまったりと。
まだ15時だったのと、当初のお品書きが「西大泉町」とここだけのつもりだったのでのんびりペース。
奥の荒川よりの林が自然保護区になっているので、通路に沿って進むと道路の上に見上げるような荒川の堤防が。
この堤防の一部分が埼玉県川口市なので上に登れるとこから、堤防上の道へ。
mapのGPSを見ながら都県境を探しました。
ここで首をかしげる事態が。何か意味ありげな杭が埋めてあるのですが、地図の都県境と位置がかなりズレてるのです。
堤防下の河川敷には何もなかったです。
一応地図の場所で、周りの写真を。
河口から何キロという看板もあり、その裏にも杭がありましたが、やはりmapとずれています。
「何かの境界を表してそうだけど、なんなんだ」疑問が。
その杭に似たのが、のちに訪ねた渡良瀬遊水地に手前にある「三県境」の真ん中に埋めてある杭と似たものだったのです。
mapがずれてるのか、意味があってずらしてあるのか…謎。
その他は先に書いたように何もありませんし、河川敷はゴルフ場や茂みになってて川までは近づけませんでした。
カメラの位置情報はどこで撮っても板橋区船渡でした。川口市の住所は川口市川岸なのです。
疑問は残るけど、こんなもんかと堤防下の道に降りて、今度は川口市が浮間公園の敷地の一部になってるとこを探しました。
まず、アイコンになってそうな「赤羽ゴルフ倶楽部」前へ。
道路の幅が変わってるあたりが「らしい」感じ。だいたいmapとあってましたので。
建物のすぐ裏が浮間公園なので入り口から入って見ますが、表示は東京都板橋区。
川口市の「領地」は雑木林ですが、どこにも「埼玉県」の文字は見当たりませんでした。
なるほど…荒川から東京側は東京都が「実効支配(?)」してるようです。
河川敷も管理は東京都の土木事務所でしたし。
川口市の出っ張りは、荒川が曲がってた跡と考えるのがよさそうです。
家でググってみたところ、荒川は浮間地区を抱きこむように曲がっていて、浮間公園の池が都県境だったようです。
今回は完結と駅に戻って埼京線で帰路に着いたつもりでしたが、何気なく地図を見てるとな、なんと、同じようなところが岩淵水門のあたりにも。
しかも、河川敷の中を通って隅田川の数十メートルまで食い込んでいるではありませんか。
迷いました、ここ歩いたら遅くなるし。でも、記事にすることを考えると見ておかないと、不完全だし。
多分、浮間と同じ感じだろうし…というわけで赤羽から歩いてR122新荒川大橋へ。
今度は東京都は北区になります。
ここの都県境は新荒川大橋の新河岸川を渡って、荒川の堤防の道と交差するあたりですが「埼玉県」の表示は橋のたもとに立ってます。
この辺りの新河岸川と荒川を分けてる堤防は、「隠れた桜の名所」のようで、見物に散歩してる人がパラパラ。
ちょうど夕日だったのでキレイでした。
ここの都県境は複雑で、斜めにR122と交差し、新河岸川のそばで荒川の方に向かい、バーベキュー場のトイレのあたりを斜めに横断して隅田川の何十メートルを境にして、芝川水門の芝川ではなく足立区の公園を通っていくという。
旧岩渕水門のあるところは、水門を残すために島になってます。現行の隅田川は旧水門の後ろを通って「現岩渕水門」を通るので、現岩淵水門を渡って荒川沿いに進めます。
前にきた時は工事をしてたのでデルタの先まで行きたかったですが、すでに時間との勝負状態になっているので早足でmapを見ながら都県境探し。
ここも予想どおり目印になるものはなく、管理は東京都でした。
芝川水門のあたりまでくると戻るより、先に見える環七の江北橋に出た方がいいのでそこを目指しますが、こういう広いとこって見えてても遠い遠い。環七に出たらバスは少し奥の新田にありました。
バス停に着いたらすぐに王子駅行きが。王子駅まで、「バス連絡」。
王子からは大塚駅まで都電で帰路につきました。
こちら側の都県境が意味もなく曲がりくねっているのも、おそらく荒川の旧流路が関係してるのでしょう。
ここも、埼玉県の領土は東京都が「実効支配」してるよううで。
と、いうか、堤防や河川敷だから国有地なので、境界はあまり意味を持たないから直してないのでしょうか?
しかしながらここも埼玉県の出っ張りは、川を泳いで渡るしかないようで。
「都立公園全面封鎖」とありましたが、浮間公園も丸々封鎖してしまってるのでしょうか。
池の外周の道は、通り道だし管理用でもありそうですが。
別の日に歩いた「彩湖」はグラウンドなど公園部分は封鎖してありましたが、外周道路や堤防上は公道なのか管理用道路なのか自由に通れました。
しかし、湖は禁止なので水路は釣り堀と化してました。「セイゴ(スズキの小さいころ)」が釣れたという声があったので、彩湖のあたりまで汽水域なのでしょうか。
余談ですが、店などがみんな閉まっているので、結局こういう行けるところに家族づれできて遊んでいると思います。(浦和側はすごく人がいました)
3回にわたって鉄道ものというより、Deepスポットものでしたが読んでいただきありがとうございます。