基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

1986年夏休み北海道「国鉄」乗り歩きの旅・3「急行八甲田号・後編」

こんばんは、18歳夏休みの北海道旅行、またまた久々の更新です。

遅延状態で前回から10日。どこが集中連載だよって感じになって誠にすみません。
テキストに打ち込むだけだら簡単だと思いましたが、これが意外と大変。

ノートに細かい字でびっしり書いてあるので、1回の更新に書き下ろしと同じくらい時間がかかってしまってます。
新しいトピックも溜まっているので、早く進めなければ。


前回に続き「八甲田号」の旅です。

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真夜中の郡山を経て福島に到着。ここでも11分の停車。しばらくすると上り線のホームに、秋田発臨時急行「おが」が到着。
向こうは20系。しかし、悲しいほどにガラガラ。全然乗客がいないような車両も。時期のせいか、はたまた臨時だからでしょうか。

さらに、同じホームの向いには奥羽本線経由の寝台特急「あけぼの3号」が停車。やっぱり24系25型の2段寝台はいいなあ。当たり前だけど、夜行は横になれる寝台車の方が全然いい。


そういえば、福島駅はこんな真夜中の駅弁販売があって、結構買う人がいて使えたのに声がしない。深夜帯の販売はやめてしまったのか。

福島を静かにはっしゃしたあと、やっとしばらく寝入ってたよう。目を開けたら仙台。
ようやく青森までの旅の半分。朝の9時着だからまだ先が長いや。

またうとうとして、外をみたら「花泉」を通過してるとこ。外は濃いキリになっている。岩手との境の山間部を走ってるせいのよう。一関に着く頃には消えていた。4時台なので外が明るくなりかけているけど、まだ街は眠っているようだ。


夜行列車の旅はこの夜が明けるところが一番好きだ。未明の外の景色はなかなか見れないのでいい。夜行列車の旅情を一番感じる。

盛岡5:46到着。もう外はすっかり明るくなっている。今日も暑くなりそうだ。
そんな早朝の盛岡からの乗客が結構いるのには驚き。途中の停車駅に降りた人で空いた座席が埋まり再び満員に。

停車中に向かいのホームには後発の青森行き583系寝台特急はくつる3号」が到着。
1時間45分後に上野を出て、青森には47分先着。やっぱ電車特急は早い。


ホームで弁当を売っていたけど、持参のパンと缶コーヒーで朝食。旅の初めなので倹約しなければ。


盛岡を出ると左に岩手山が見える。今日は晴れているのでよく見える。好馬で大館へ向かう「花輪線」が左へカーブして分かれていく。列車は「沼宮内」「一戸」とと止まっていく。一戸には大量の旧型客車が留置してある。北福岡で「おはよう放送」があり、車内灯が全部点き明るくなる。

もっともその前から日差しが入って明るいけど。
二戸の次は「八戸」に停車。ちょうど朝ラッシュの時間らしく、八戸線の鮫ゆき普通列車やホームには通勤通学(学校は夏休みなのに?)がたくさんいた。

続いて止まった「三沢」あたりで曇ってきた。しばらく走ると遠方に小川原湖が見えた。
まるで海のようで湖には漁船や網のようなものは浮いていた。

南部縦貫鉄道」のレールが左側に並行してきたところで「野辺地」。
ここにも多くの旧型客車が留置してある。構内の端にある南部縦貫鉄道のホームにレールバスが止まってなくて残念。


そろそろ「八甲田」の旅も終盤。陸奥湾が見えてきたところで内陸に入ったりトンネルが続いたりと複雑な地形。最後の停車駅「浅虫」に停車。温泉で有名なところだけど、朝と言うこともあり降りる人はパラパラと。

浅虫を出て野内を通過し、東青森あたりに差し掛かると団地が見えた。やっぱり青森は県庁所在地だけあるなあというかんじ。

多数の側線があり貨物駅らしい施設が見える「東青森」を通過したあたりで、チャイムが流れ、青森到着が近いことを知らせる。街中に入るとスピードを落とし突端式の終着「青森」に到着。

三沢あたりで曇ってた空もすっかり晴れに戻り、暑い夏の日になりそう。

ゆっくりとホームに滑り込み「急行八甲田」の11時間50分の旅がおわる。
ホームにはたくさんの人が降りて歩いているので、かなりの乗車率だっただろう。


僕は列車を降りて青森まで一緒だった一夜の友達と別れる。起きてる間は彼とずっと雑談をしていたので退屈しなかった。
ホームに降りたところでバイバイをし、彼は後ろ側の出口へ、僕は前方の「青函連絡船乗り場」へ歩く。

ここからは完全に一人旅になるようだ。


第2日 7月29日
(上野21:14)-青森9:08 急行八甲田 7号車、オハフ15-46
青森10:15-函館14:10 青函連絡船・25便 摩周丸
函館14:55-札幌20:37 急行ニセコ 3号車、オハ14-537
札幌22:20-(釧路6:10)急行まりも 6号車、オハ14-507(自由席・車中泊


インターバル・青森

列車を降りるとたくさんの人が前方の青函連絡船乗り場へむかあっている。鉄道での渡道は全体の数パーセントと言われてるけど、これを見るとまだ結構な数ではないかと思う。家族づれや若者が多い。

桟橋への通路へ行く階段の上で中間改札らしきものがあり周遊券を見せて通り、連絡線の待合室の入り口で八甲田号が青森に着く前に車掌さんにもらった乗船名簿に記入。

待合室に入るとあちこちに大荷物が置いてあり、たくさんの人。今日の25便は混みそうな感じ。
ベンチでじっとしててもしょうがないので、売店をのぞいて道内時刻表を購入。スタンプノートも買おうとしたけど売ってなかった。

他に買うものもないし、別にすることもないので時刻表を見て時間を潰した。
いよいよ、津軽海峡を渡って北海道入り。


八甲田号の乗車記が長かったので、今回は青森の連絡船乗り場まで。
連絡線の乗り場はホームの前の方にある「連絡船乗り場」とあった階段上がった通路の先にありました。

「北海道連絡」の列車では青森到着前に車掌さんが車内を周ります。その時に申し出て青函連絡船の乗船名簿をもらって記入し、乗船の時に係員に渡しました。

 

次回はいよいよ北海道編に入ります。

 

今回も読んでいただきありがとうございます。