基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

1986年夏休み「国鉄」旅鉄。第2幕・5「釧路湿原を行く釧網本線」

第4日目 7月31日

こんばんは。1986年夏の北海道ローカル線乗り継ぎ。ハイライト1の東根室から釧路に戻ってきたところで前回は終わりました。次は釧網本線釧路湿原や原生林の峠越え、オホーツク海と見所が詰まってる釧網本線で北浜を目指しました。

特に釧網本線の部分は大変長かったので、この部分だけでブログにしました。

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釧路ー北浜 釧網本線
7月31日 634D網走ゆき。釧路14:04-北浜18:04

網走方 
キハ22-276 網走行き(乗車車両)
キハ22-267 網走行き
キハ22-170 根室標津行き

 

釧路に着いて昼飯。駅の中の日本食堂のかにめしは値段が安くてとても美味しい。
駅弁と同じ値段で、定食なので味噌汁や付け合わせが着いているので駅弁より断然いい。(値段は別メモなので不明)

14:04発の網走行きに乗るためにホームに行くと、すでに列車待ちの人が大勢ホームに。
列車は3両編成で前2両が網走行き。後ろ1両が根室標津行き。


根室から一緒の山内さんがジュースを奢ってくれたのでお礼する。
標茶までは昨日と同じ釧路湿原が車窓の同じルートなのだが、この風景は何度見ても素晴らしいと思う。

標津線が別れた塘路ー五十石間の沼と湖が両側にある中を横断する区間は実際に見てみないと素晴らしさがわからないほど。
五十石で長時間停車があったのだけど、時刻表には長い時間止まるようには書いてなかった、

ホームに降りてみたけど、不安なので列車の中にすぐ戻った。なんでだろう。
また、この列車では普通列車では珍しい車内販売があリました。


標津線が分岐する標茶では、時間がずれてることもあって根室標津ゆきを切り離すとすぐ発車。
降りる人は数人。釧路駅発車の時からの混雑は続いていくのだった。

標茶を出ると、内陸の北海道の平均的な風景。
弟子屈(当時)で、、摩周湖へいく山内さんと別れる。再び一人旅に。

さすが、阿寒湖や摩周湖屈斜路湖などの観光地へのアプローチ駅。
ここでどっと降りたけど、同じくらいの観光客が乗ってきたので車内はあまり変わらない感じ。


弟子屈を出ると、少しずつ高度が上がっていくような車窓に。車窓も防雪林に囲まれ、隙間からは牧場が見える風景に。
摩周湖は行ってみたかったけど、組み込むのが難し買ったので今回はパスして北浜へ行くことにしたのです。

すっかり山に囲まれた川湯温泉。硫黄山がみたかったなと思いつつ列車は次の緑までの峠越え区間に入る。
あたりは無人地帯なので並行する道路も車はたまにみる程度。


トンネルの中が峠で、登りの轟音が嘘のようにニュートラルで軽快に坂を下ったところが、緑駅。
森に囲まれた山間の小駅だけど、ここで釧路ゆき快速しれとこと行き違い。

ここを出て「北海道の清里」と言われた清里町辺りになると平坦で広い畑、その向こうに知床連山というなかなかの車窓。
広い畑の中をマイペースで走る列車。これも北海道的風景かも。


知床の入り口、斜里に着くと旅行者は大体降りてしまい代わりに地元の人が。
車内は一気にローカル線の雰囲気になる。

地図では斜里からオホーツク海沿いを走っているけど、海側に結構高い砂丘が続く。そこをまっすぐ列車は走っていった。
砂丘原生花園なのだけど、シーズンを過ぎているので草原が延々続いていた。

浜小清水を出ると、海跡湖の涛沸湖の平らな水面が。周りは湿原の原生花園のはずだけど、景色は草原。
車内は空いているので両側の景色のいい方に移動しながら車窓を楽しんだ。


明日はこのあたりの原生花園を歩くつもりだったが、花は全然なくなってる。(宿の人が言うには花の市0寸を過ぎると原生草園だと)
涛沸湖が海とつながってるところを橋梁で越えると、今夜の宿のある「北浜」。

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ここは、「オホーツク海に一番近い駅」として有名で待合室には旅行者の切符や名刺がいっぱい。
もう夕方なので、降りたのは私を含め数人。

斜里からここまでもそれなりに車窓が素晴らしかったが、目の前にあるオホーツク海は初めてみたこともあり感動。
駅で記念切符を買うと貝殻の通行証のアクセサリーをもらった。

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駅を出て東福湖沿いに歩いて「原生花園YH」に。
YHの窓からは涛沸湖が見えなかなかステキなロケーション。

ここのYHも今日は満員だそう。一応地上泊するYHは予約しておいたが、100人くらいの大きいとこ以外は予約しないとなかなか泊まれないのでした。


明日は、原生花園散歩のあろ網走に出て、乗ってみたかった湧網線と1日2往復しかない名寄本線湯別支線。楽しみ。

 

キリがいいところなので、第二幕は今回で終わりです。次回からは通常運転に戻ります。

今回も読んでいただきありがとうございます。