基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

憧れの上高地行きは土砂降りに涙しました

こんばんは。時間が取れたので近日、Maxに乗りに行きます。縁がなかったのか一度も乗ったことがなかったので。
ちょうど、直江津と新津の鉄道記念館もありますし。

しかし、昨今の情勢からして今年は沖縄無理そうな感じ。
最西端と最南端の駅到達のタイトル奪還は遠そうです。


今回は、前回の11月晩秋の上高地の後編です。
去年も連休クラッシャーで、ことごとく雨にやられたのでした。


松本の東横インに連泊。姥捨で今回は勝てると踏んでいましたが、天気予報はどこも「明日は雨。これはゆずらん」の予報。
しかもその次の日は晴れが出てる。私何か悪いことしたかと問いたい気分。

冬眠前の最後の飛び石連休なので混むかもしないと、メインエベントを平日に当てたのですが。
怪しい空模様。まだ起きた朝の6時頃は雨は小降りだし、行き先は1200mくらいの高原。

 

松本がダメでも現地はわからないじゃんって感じでした。

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チェックアウトし、正面のアルピコビルのチケット売り場で電車・バス通し券を買って松本駅へ。
アルピコ交通、松本交通上高地線の電車に向かえば満員の電車。しかもほとんど大学生風。

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沿線に「松本大学」があるためでした。
松本城のある東側と逆、西側は住宅地で市街を抜けると田園風景をマイペースで走っていきます。

進めば進むほど雨がひどくなっていきました。
「北進・松本大学前」で学生たちが降りて残ったのは少ない観光客と地元の人。


後半は山岳路線になるのかなと思いましたが、高度は上がってますが淡々とした田園風景でした。
けど、電車の終点「新島々」は山がすぐそばまで迫ったところ。ここから上高地まではバスです。

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終着駅としてみればローカル線の終着駅そのものですが、あちこちに「鉄道むすめ」があるせいか、観光地の入り口らしい駅に見えます。

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バスは貸切バスタイプでゆったり座れました。
雨のせいか、最盛期はすぎたせいか思ったよりお客は少なかったです。

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「山岳区間になりカーブが多いため、シートベルトをつけてください」との放送。
これ、確かに山岳区間でカーブが多いですが、それだけではありませんでした。


新島々を出たバスの道は集落を出ると谷にへばりつくような山岳国道に。しかもかなり深い上に対面2車線とはいえバスがやっとすれ違えるくらいの狭隘路でした。

例えると三峰口から大滝村に向かうR140に似た感じです。

しかし、今日は対向車も少なくガラガラ。バスの運ちゃんは気持ちよさそうにコーナーを攻めまくる怪走(?)。
これは確かにシートベルトしてないと振り回されるというか、乗り物に弱い人はキツいと思いました。

 

途中のポイントになる停留所で3回くらい「時間調整」。


ですが、車窓の紅葉は素晴らしかったです。やっぱ東京と違って色がいいです。
晴れてたら日光に当たって鮮やかだったことでしょう。

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1時間半があっという間って感じで、上高地の外せないポイント「大正池」で下車。
バス停近くのレストハウスで雨ガッパを着て、いざ、上高地までの歩き。


気温は5度いくかどうかでしたが、冬ツーリング仕様の装備なので寒さはありませんでした。

しかし土砂降りの雨は、どんよりと薄暗くて景色がトホホ。
想像と現実の違いに運が悪いと諦めるしかありません。

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雨で水量が増えて「池」のはずなのにほとんど川でした。

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有名な河童橋まで行くとこの雨にもかかわらず、あとからバスできた人や山から降りてきた登山者でそれなりに賑わってました。

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とはいえ、カラマツの紅葉は金色にはなってなかったけど、それなりに見事でした。

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上高地といえば、必ず出てる「河童橋」。


「鉄」ブログなので、バスや歩きの部分はさわりだけにします。
これ書くと1回じゃ終わらなくなるので。


こんなんだから、飯だけでもちゃんとしたのにしようと、「信州サーモン丼定食」。
「信州サーモン」って初めて聞いた名前ですが、回転寿司の輸入サーモンではなく、地元で養殖したサーモンだそうです。

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美味しゅうございました。

 

帰りは上高地バスターミナルから新島々ゆきのバスで。
ちなみにバスターミナルから河童橋まで500mくらい歩きです。車道はバスターミナルまでで、奥に行くには歩きしかあありません。

トホホだったので、来年のリベンジを決めました。

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見たかった景色。

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実際。

 

夏の最盛期には、「沢渡駐車場へのシャトルバスに乗る人の列がラッシュ並み」らしいですが、そんな混雑もなくスムーズに新島々までの戻れました。

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電車への乗り継ぎ時間があったので、以前聞いた「松本交通の終点は新島々ではなく、島々だったけど災害で再起不能になったので、今の新島々駅を作って終点にした」。

その痕跡があるか歩いてみました。確かに駅からずいぶん先に車止めがあって、その先に線路が顔を出してます。

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その辺りは更地になってますが、さらに先は畑と雑木林です。

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歩いて辿ってみればわかりませんが、見た感じでは鉄道があった痕跡はなくなってるようでした。


11月ですので日が短く、松本に戻る頃には暗くなってました。

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そして帰りの日。昨日の雨が嘘のような見事な晴れ、
次の日は会社なので、午前中の「あずさ」で新宿直行しました。

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しかし見事な眺めの車窓。

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1日ずらせればこの晴れの中、景色を楽しめたのに。日程をずらせない社会人の辛さです。
はたして今年はリベンジできるのでしょうか?


今回も読んでいただきありがとうございます。