隠れた水の都・日野、豊田
こんばんは。以前の旅の記録をコピーしようとしても、アプリに互換性がないので手書きでやってた時と最近以外は実物の切符を見ないとわからなくて困っています。
前回の続きです。廃線跡巡りの後は水辺散歩。
南多摩から立川まで南武線で移動。今回は地形が関係するので地形図アプリと参考書「東京スリバチ地形散歩」を使ってウロウロします。
特に府中。南武線は右に曲がって武蔵野南線と多摩川を渡ります。
そして着いた府中本町と立川の間が、路線図でなぜかぐにゃぐにゃ曲がっています。
実は府中本町ー立川は府中崖線のヘリを走っているのです。そのためカーブの多い線形になってしまったようです。
立川から再び多摩川を渡って豊田の北口でおりました。
豊田といえば電車基地のあるところ以外知らなかったのですが、浅川の段丘で湧き水の多いところなのです。
ゆっくり昼飯を食べていざ出発。湧き水は駅の近くから始まっています。
日野方向に下り坂をおり、崖に向かうと水道局の施設がありいい感じの池が。
水はきれいに透き通っており、池への湧き水のほか地下からの水も水道に使っているのか。厳重な柵がしてありました。
ここから先は自然保護区の「黒川清流公園」になってます。
池から溢れた水が水路に流れる音が心地いいです。なんとここ。崖側は湧水のある緑地公園ですが、道を隔てた反対側は住宅街なのです。
水路に沿った道を歩いていくと、所々に崖側からの流れが合流してきます。水量は割と多そうです。
この時訪れたのは11月でしたが、夏は涼しそうだなあと思います。けど、むしや蚊が多いので水辺散歩は秋から春先にするようにしています。
この辺りは国分寺の「お鷹の道」ほど観光化されてないところなので、近所の人のいい散歩道になってます。
水量的には多い部類だと思います。
2番目の池は大きくて、ここもそこがはっきり見えるほど水が透き通っています。
自然の流れのようになってるとこや、途中で別れて湿地になってるとこなど、自然を生かすように作られています。
歩いてて飽きません。
そして長い大池を過ぎるとひょうたん池。
この池で流れが地下へ落ちていって水路と公園が終わりです。
ちょうど位置的に日野ー豊田の中間くらい。電車は築堤の上なので全然気づかなかったです。
しかし場所が駅間の長い日野との中間なので豊田駅までが少し遠いです。
中央線に沿って道があるのでわかりやすいですが。反対側の下ったところにも湧水公園がありますが、今回は日野の水車小屋が見たかったのでそちらは次回の訪問に。
日が短いので16時半には帰路に着かなければ真っ暗なので。
駅から1駅戻って日野へ。駅舎が素晴らしいと評判ですが、中は普通なんですね。
ここはちょうど谷底のようなところで、ホームは高架。駅舎の下には水路があって結構な量の水が流れていました。
この地形がわかったおかげでホームが高架になってることや、中央自動車道が高い陸橋になってるわけがわかりました。
水車のある水車堀公園へ向かう都道沿いにはずっと水路が続いており、市街地を出たもう一本の道沿いにも同じように水路がありました。
他にも低地にはあちこち用水路が流れていて、ここ日野も「水の都」と言えるでしょう。
途中の公園には昔ながらの素掘りの用水路が再現されてて、一応「田んぼです」という風景が東京であることを忘れさせてくれます。水を均等に分ける仕掛けも再現されていました。
その公園から5分くらい歩いたところに目指す水車堀公園がありました。
奥に水車が見えます。これ、これが見たかったんだよと行って見ると回ってません。
そりゃないよとよくよく見ると。
「調整中なので回りません」の表示が。
こ…ここまできた苦労が…。
どっと疲れてしまって、近くの自販機で飲み物を飲んでベンチでぐったり。
なんか歩いて駅まで戻る気がなくなってしまったので近くのバス停から「バス代行」で駅に戻りました。
すっかり暗くなってしまいましたが、そこは中野が最寄駅の便利さ。電車で一本。距離の割に時間がかからず帰れました。
いつになるかわからないけど。次は歩いてない反対側を攻めて見たいと思います。
いつもと違う途中下車しての水辺ものでしたがいかがだったでしょうか。
今回も読んでいただきありがとうございます。