荒玉水道道路を徒歩で踏破してみた
こんにちは。かなり久々の更新になってしまいました。
例のことで旅もままならないし、かといって懐古ものを続けるのもアレなんで。
久々の徒歩踏破ものです。
内容は乗りつぶしに似てるかも。
徒歩企画で長いこと忘れていた大物。
子供の頃から地図で見たり、高円寺の路地にしか見えない狭い道。そんな謎の世田谷から高円寺までの大直線道路。
実はその筋では有名な道でした。
「荒玉水道道路」
ついにチャレンジしました。
なんと都道428号線だったのですね。
ググると全線踏破したツワモノがいるものです。
でも距離の長さからか、チャリダーが多いです。これには訳があったのでした。
世田谷の多摩川のそば「砧浄水場前から高円寺の青梅街道まで」約全長9キロ。
かなりの長丁場なので、踏破優先の線で歩くことにしました。
前置き長すぎ。
スタートは、砧浄水場の前から。
ここからひたすら前進の旅を始めます。
団地の普通の生活道路って感じ。「普通の道」で始まります。
団地を過ぎたあたりから水道管が道の下に入るのか、幅員・重量制限のかかった「訳ありの道」の様相に。
とはいえ、街中の生活道路って感じ。
見通しのいいところでは、先の方まで続くまっすぐな道が見えます。
これが住宅街じゃなくて、北海道だったら原野で気持ちいいのですが。
それと、幅が1.7m制限なので一方通行が多いです。
それが、自動車での全線走破ができない原因の一つでした。
だからチャリダーが多い訳ですね。(一応「自転車を除く」だから)
野川を超えると長い上り坂、丘を越えると下り坂で仙川を超えると、またまた長い上り坂が延々続きました。
この辺で国分寺崖線を登ってるようです。
途中には大小の暗渠が交差しており、中には興味をそそられるものもありました。
しかし、寄り道をしてると明るいうちに踏破できないのでスルー。
道路はそんなに大きく変わりませんが、区間によっては近道に使われているところもあリます。
土曜日ということもあって、生活道路とは思えないくらい車が並んでるところも。
交差する電車でどの辺か見当をつけますが、世田谷区って広い。
環八の交差点はナナメ交差なので横断歩道でパス。
ここはチャリで通れないので交差点でショートカットしてる人が多いみたい。
またひたすら住宅のなかを歩きました。地名で大体の位置を頭の中に置きながら。
道はまっすぐなので地図で確かめる必要ないし。
千歳船橋あたりは中央分離帯のように真ん中に木が植えてあったり、その所々で変化があります。
そして商店街に入ると京王線桜上水。一方通行とはいえ人も車も多いです。
そして、ここが大きなトラップなのです。
道は線路を平面交差してそのまままっすぐ進んで行き、交通の流れも道なりですがこれがトラップ。
玉川上水の跡を過ぎてから、なんとなく道の様子が違うのです。おかしいと思って地図で現在位置を確かめると、本来の荒玉水道道路と離れているではありませんか。
本来の道は踏切を渡りすぐ右に入って左に曲がった道でした。
直線だけだと思っていたので、思いがけないトラップです。
実は水道管は道路の横の地下を通っているので、こういうクランク型の道になっていたのでした。
本来の道を行くとR20にぶつかりました。
中央分離帯のあるところで、横断できないので歩道橋でパス。
ここに唯一(?)の「428」の文字。
ここも車では通過できません。っていうか、間違えた方の道は交差点になっているのに。
また玉川上水の跡と交差し、神田川の谷におりて行きます。
永福町の井ノ頭通りの交差点に「荒玉水道」の文字が。
永福あたりは高級住宅地なので、交通量も少なく静かな道になります。
和田堀公園や善福寺川を越えます。この辺りはホント静かです。
のんびりペースで歩いて行くと、お墓の脇を通る道に合流。
斎場とお墓の間の路地を進みます。この辺から先は割とカーブがあります。
そしてマンションが両側にあるような道となって、青梅街道にぶつかってゴール。
青梅街道側から見ると、ただの路地にしか見えないあっけないところです。
位置的には高円寺陸橋のすぐそば、丸ノ内線新高円寺と東高円寺の中間くらいです。
多摩川のそばから1日かけて歩いてきた割に感慨を感じません。
なので、東高円寺方面に区立公園があるので、そこで「達成感」に浸るのもいいでしょう。
ここも横断できませんがずれた位置に、「らしい」路地がありますが、関係なさそうでした。
この先どこをどう通って、「野方配水場」までつながっていたかが謎です。
歩く前は、ひたすらまっすぐの町歩きなんて面白いかなと思いました。
歩いて見ると、通過する街によって「色」があって、意外と退屈しませんでした。
ルートがまず通過しないところなので、思った以上に景色が変わったし。
通ったところから興味深いところを探して、そのエリアを「面」で散策するのもありかあと。
それより、長年の謎を解明できたのでした。
今回も読んでいただきありがとうございます。