こんばんは。11月になり北海道の冬の便りが耳に入る時期になりました。
東京も晩秋に入りつつありますが、旅日記は未だに夏です。週刊ペースの更新を目指してますが、これがなかなか。
この旅初の本格的な雨に当たった上に、予想外の混雑だった留萌本線乗車。
終点留萌にやってきました。列車はそのまま折り返し深川行きに。
折り返しに乗って戻ると留萌には11分の滞在で、おそらく次に訪れることはないことを考えると非常にもったいないです。
しかし、次の深川行きは4時間後。4時間も留萌で何をすればいいと悩みました。
そこで事前にストリートビュー留萌の街を見てみました。
すると、留萌駅からの羽幌線と増毛方面の廃線跡に加えて、留萌港の方に「らしい」細長い空き地が。
これは気になります。街散策でそこをたどってみようと思いましたが、それだけじゃ4時間もつぶせません。
現地成り行きのまま出発しました。
北海道鉄道旅行には「道内時刻表」が便利なので、苫小牧で購入しておきました。
こちらの方がバス路線など大型時刻表に載ってない路線も掲載されてるので重宝します。
調べてみるとありました。増毛への路線と深川への路線が。
晴れてれば増毛まで行って、散策をする予定を作りましたが雨なので中止。
ちょうど列車のない12時台に深川を通る旭川線で戻れることが判明。
深川から特急を使わなくても、この日の宿泊である札幌まで普通列車で行けます。
18きっぷ1回分を元を取れないで「損切り」しなくて済みます。
しかし、留萌港への謎の空間は見てみたいところ。
ちょうど雨が小降りになったので、バス乗り場を確認して探索に。
留萌本線のレールは構内の外れで切れてて、交差する道には舗装しなおした踏切跡がはっきりわかります。
長い空き地が駅から港の運河の方に続いています。
なんと、踏切跡から留萌港の運河を渡る橋梁の方にレールが残っていました。
線路跡に沿った道がないので車道の方へ回り道して、港の方へ行く道へ。
ストリートビューの上から撮った写真ではわかりやすいのですが、近くに行くと意外なほどわかりずらいです。
Mapを見ながらおそらくこの道でしょうと歩いて行くと、倉庫の跡というか貨物駅の跡っぽくも見える建物と空き地が。
その裏側は留萌港の岸壁でした。港は結構大きかったです。
しかし廃線跡は港に出る途中にあった橋台の延長線上と思われます。
倉庫群の2ブロック先を陸側に入った方らしいので、再び路地に入りました。
このクエストが楽しいのですが、なんせ小雨の上、海なので風が強い強い。
折りたたみの傘はひっくり返って役に立たず、濡れながらの探索となってしまいました。
再び橋台を抜けて築堤の上の方へ向かう道へ。
すると潰れた建物と使われてるのかわからないコンクリートの建物が。
どうもその先には続いてなさそうな地形でした。
このあたりがどん詰まりっぽいので、引き返すと私有地になってそうな築堤の上に上がれる踏み跡を発見。
上がってみると、なんとレールが残ってるではありませんか。港に向かってるレールが高台の上に?
しかし、貨物扱いの跡っぽい廃墟は倉庫群の裏側。
港に向かって廃線跡があるのは、かつての貨物線の跡と思えますが、高台の位置に行き止まりの線路があった意味は。謎です。
Digればわかるかもしれませんが、推定できるのはここに留萌港の駅があったのではないか。と。
貨物廃止と共に現在の留萌駅までが廃止になったのかもしれないと想像して、雨と時間の関係で探索は終わりにしました。
バス乗り場は駅から国道に出る道沿いにある、沿岸バスの営業所の前です。
その沿岸バスの車庫が戻る途中にありました。
営業所にチケット売り場がありましたが、旭川線は普通に現金払いとのこと。
当たり前といえば当たり前ですが、ICカードは使えません。
バス停のところは何もないので、営業所内の待合室でコンビニで買ったおにぎりで昼飯。
やってきた沿岸バスの旭川行きは、去年の上高地へ行くバスのような観光バスタイプでした。
乗ったのは私を含めわずか4人。雨のせいなのか、いつもそうなのかガラガラで深川を目指しました。
今回は廃線跡探索になりましたが、読んでいただきありがとうございます。