基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

留萌本線は超満員〜25年ぶりの北海道・5

こんばんは。今週末はお出かけ日和でしたが、準備ができなくて家に引きこもっていました。と、いうか、土曜日は一日寝てました。

11月も近くなって紅葉でも見に行きたいし、中旬ごろになると高い山は冬眠に入ってしまうのでそれまでにいけたらなあと思います。


旅日記はいよいよ後半「乗り鉄編」です。

今までなんとか逃れてきた雨ですが、この日は完全に降られました。
そんな中、美瑛9時過ぎの始発に乗って旭川へ。

美瑛から旭川まで戻りました。旭川市の郊外に住む人の足になってるようです。


ちょうど滝川行きの普通列車があったのがラッキーでした。
2両編成で共にキハ40。なんだかんだいって北海道では現役じゃありませんか。

最近珍しくなったサボも入ってるある意味レアかも。

きた時のように神居古潭のトンネルをぬけるとすぐ留萌本線の始発駅、深川。
ここで、予想外の事態が。

留萌本線のキハ54に向かうと車内はすでにデッキまで満員。
廃止発表から一週間たってないのでさほど混んでないだろうという予想は見事に覆されました。

発車までのあいだにどんどん乗ってくるのでデッキの壁に寄りかかるポジションで。

写真も撮りずらいです。
乗車率160%くらいで深川を発車。


留萌本線も増毛まで乗ってコンプリートしてますが、その時も今日のような雨でした。
結局、増毛の駅から出ないでとんぼがえりだったっけ。本当は留萌から幌延までの羽幌線にも乗りたかったけど、列車がなくて断念しました。非常に残念です。


そのときも列車は満員で、まさか廃止されることになるとは夢にもおもいませんでした。

石狩沼田までは田園の中をまっすぐ進んで行きました。
軌道が弱くて揺れるけど、案外スピード感があるなと測ると85〜90は出てるではありませんか。

雨もひどくなって前面展望もこんな感じ。


しかし、駅の周りに家が何軒かの超過疎地。
利用が少ないよりも、そもそも人が住んでないじゃないかという感じ。

山越の麓、人が全然いないところにある「恵比島駅」が戦前仕様で途中下車に誘われる雰囲氣。
後から知りましたが、この路線をを舞台にしたドラマがあり、その時はSLも走ったそうで。そしてこの戦前を彷彿する駅舎はドラマのセットを保存したものだそうです。本来の駅舎はとなりに箱形の小屋がありそこを使うようになってるとか。


峠下までの山越えの区間も、キハ54の強力エンジンはスピードこそ落ちますが難なく超えて、唯一交換設備のある峠下で上り列車とすれ違い。
ここまでで一閉塞とはひどすぎやしないかと思ったり。


峠下からR233に沿って下っていくと、やがて留萌市の住宅街に入り終点留萌へ。

留萌駅では混雑対策のためか整列乗車になっていて、全員一度改札を出て折り返す人は入場の列にならんでくださいとの放送。

降りる人を見て大混雑の原因が。年配の人のほとんどがツアーバッジをつけていました。
ツアーの中に留萌本線乗車が組み込まれていて、その人たちですでに満員になっていたのでした。

超満員の廃止ローカル線という、落語みたいな乗りおさめとなってしまいました。


ホームは対面2面ありましたが、向かいのホームは羽幌線が使っていたのか、跨線橋の入り口はふさいでありました。


折り返し時間は11分しかなかったので、留萌にくるなんて多分次はないでしょう。なのでトンボ帰りはもったいないです。
しかし、この次の列車は4時間後。どうしたもんかなあというところです。


そこで頼りは北海道の旅の友「道内時刻表」
北海道onlyの時刻表で大型時刻表にない路線バスや高速バスがのっているので便利です。

昭和の北海道の駅という感じお留萌駅の近くから、12時代に深川を通って旭川へ行くバスがありました。

 

晴れてれば増毛まで足を延ばすつもりでしたが、あいにくの雨なのでそちらは中止に。


廃線になった羽幌線と増毛へ向かう廃線跡の他に留萌港へ向かうなぞの細長い空き地が出発前にウーグルアースにありました。どう見ても廃線跡のようです。航空写真だとはっきりわかりますが、そばにいくと意外とわかりにくいものなのでした。

この「気になるスポット」ならさほど時間がかかりそうもないので、たどってみることにしました。


今回も読んでいただきありがとうございます。