基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

旅の初めは「仙台ひたち」〜25年ぶりの北海道・1

こんばんは。長らく休眠状態でしたがダイヤ改正で内容を刷新しました。
第一ブログでの長編を廃止したため、「鉄」な旅日記はこちらで書くことになりました。


改正第一弾に25年ぶりに渡道した話を記録することにしました。
休みのない仕事の関係もあって長い旅がずっとできなかったのです。


折りしも函館本線長万部ー小樽間が北海道新幹線の身代わりに廃止されると知って乗っておくなら今のうちだと25年ぶりに渡道することにしました。

それだけじゃ内容的に弱いので、こちらもずっと訪れてなかった美瑛と合わせて旅のコンセプトが成立。
行程のほとんどが普通列車になるので、固定費節約と自由に動けるように、道内の移動は一部を除いて18きっぷを使用で計画しました。

あとはチケットを買うだけの時に、突然飛び込んだ留萌本線末端部は来年の3月、石狩沼田まではその3年後に廃止のニュースが。
美瑛に行くには旭川から富良野線を使うので、通り道です。小樽までの移動に余裕があったので、留萌本線を押し込むことができました。


最初は新幹線で函館まで行って、山線を回ってと考えました。が、列車が少なくてつながらずどこかで地上泊が必要な上、丸2日移動のために列車に乗り続けるという厳しい行程に。

地上泊が増えると経費がふくらむので、「寝てる間に移動できるもの」とフェリーで渡道という時代に逆行する手段を採用。
評判のいい仙台ー苫小牧の「太平洋フェリー」を選択。

苫小牧に着くのが昼前ですが、その分「船旅」も楽しめるぞと。
その太平洋フェリーのチェックインが19時までなので、それならばと「仙台ひたち」の時間を調べたら東京12:58発の「ひたち13号」が

仙台行き。仙台着が17:25。ちょうどいい時間でないですかとこれに決定。
4時間半の長丁場だし、腰痛持ちなのでグリーンを選択しました。


紆余曲折のプランニングだったので長くなってすみません。
帰りの行程で東北旅行2回分を組み込むこともできて、7日にしては盛りだくさんになりました。


そして出発の日。
常磐線なので上野出発にこだわりたいところですが、中央快速を使うので東京駅から。

普通列車グリーン車は休日は割安なので、実家に帰る特急料金と変わらないので何度も乗っていました。
しかし特急グリーン車は初めて。「ひたち13号」のグリーン車は5号車。

入ってみると普通車とあまりに違う雰囲気にアウェー感を感じた私でした(笑)
間接照明の通路、課金の誘惑を誘うドア。普通列車とは違いすぎです(小市民なので)。

 

客室内も間接照明が落ち着きます。やわらかくデフォルトでちょうどいい背もたれの角度。
普通車と同じ4列座席なのにシートが大きく感じるのは不思議。

仙台まで乗り通したもの好きは私だけ。


上野を出て日暮里の先で東北線と別れる車窓が遠距離の旅を思い出させます。
今はなき東北夜行でしか常磐線は通ってなかったので、水戸から先は初乗りと同じように車窓を楽しめました。

海が見えるとこもありましたが、意外に山の中を走っていたとは。
スマホがあるおかげでmapで地形を想像したり、GPSスピード計で速度を測ったりと乗る楽しみが増えたように思います。

結構な下車客のあったいわきまでは。最高速度120km/hでしたが、それより北は90〜95km/hにペースがおちました。
ときおり線路付け替えの跡が並行してて。古い煉瓦のトンネルがありました。


耕作されてない田園や家が固まって建ってたような不自然な区画整理された土地がみえました。
Mapで見ると原発事故で帰宅困難地区だったとこのようでした。

そんな中に、謎の立ち入り禁止区画があったりと、事故の傷跡が10年以上経っても生々しく残ってたのが印象的でした。
常磐線自体も改築に近いくらい復旧工事されたようでした。


仙台平野に入って田園の中をマイペースで進んでいきました。
いつの間にか住宅が増え東北本線に岩沼で合流。4時間半の長丁場もあとわずか。

仙台の住宅地は広いので、車窓を見ると東京と変わりません。
仙台空港線が合流する名取の手前からは高架なので神田あたりのよう。


仙台の一つ前、長町を通過するあたりで終着放送が流れると「やっぱ仙台は遠いわ、けど結構退屈しなかったなあ」と。今は「はやぶさ」で1時間半だけど、かつての「ひばり号」は5時間くらいかかってましたから。

仙台には定刻に到着。

車両は折り返し品川行きになります。


次は船旅。仙台港に行くために地下の仙石線ホームから仙台市の端、中野栄へ。

仙石線に乗ると東京にいる錯覚が。



次は船旅で翌日北海道入り。

 

 


長距離フェリーは以前の枡席が少なくなったみたいです。

 


旅はまだ始まったばかり。

 

文章ばかりでしたが、読んでいただきありがとうございます。