中央線国分寺の湧水「お鷹の道」
他にもトピックがあるので日にちが前後しまいますが水辺ものということで。
夏は虫がひどくて苦手なんで、今の時期に行かないとキツくて。
と、いうわけでかねてから歩いてみたかった、野川源流「お鷹の道」をウォークしました。
すっかり観光地になってしまいましたが、「東京スリバチ地形散歩」によると西国分寺あたりにも窪地があり興味深かったんで
うまくリンクさせて周ってみました。
20年以上ぶりに西国分寺に降りましたが、記憶とのギャプに驚きました。
この辺は雑木林でこの駅は武蔵野線との乗り換えのためだけにあるような駅だったのですが、すっかり住宅地に変わっていました。
本にある池のある窪地は駅の北側にあるそうですが、府中街道に出ると住宅が段々になっていて確かに下り坂。
その窪地の湧水をためたという「姿見の池」の周りは、「姿見の池緑地」という保護区になっていて雑木林が残っていました。
住宅地の中の自然って感じです。
池からは小川が流れ出ていて、すぐそばを中央線が通っているんですが静かないいところです。
遊歩道を歩いて緑地出て府中街道に戻る道も、落ち着いた佇まいの家とここが谷間になっているのがわかる上り坂が別れていました。
府中街道に戻ると駅の反対側にある、武蔵国分寺跡と公園を見て歩いて行くと下り坂です。
この谷が有名な「国分寺崖線」。
湧水群はその崖から湧き出しています。
「真姿の池」へ向かうと案内板が立っていてわかりやすいです。
崖下の小道に入ると雑木林の上の方から流れてくる小川が。
さすが言われてるだけあって透き通ってとてもキレイ。
小さな水車もあったりして、ここが郊外の住宅地のそばということを忘れさせました。
流れ込むところをさかのぼって行くと、石の中から水が湧いていました。
吹き出してるような勢いはありませんが、結構な水量です。
湧水の一つ、「真姿の池」は中央に小さな神社があって絵になります。
雑木林を抜けると民家の間の小道になり、昔は洗い物をしてたというところもあります。
いくつか流れがありますが、水源が私有地の中で近づけないものもあります。
平日にもかかわらず散歩をしてる人が結構いました。
道も案内板もしっかり整備してありますので手軽なお出かけスポットですね。
動画撮りを試して見ましたが、使い慣れてないのでうまく撮れなくて残念。もっと練習せねば。
小川の心地いい流れの音を聞きながらの散歩は時間が経つのを忘れさせられました。
この小川はそのまま野川に流れていきます。
遊歩道が終わって国分寺駅へ向かう道はずっと崖下を通っていき、住宅街で野川の谷を渡ったので川に沿った道をたどりました。
その道は中央線の築堤で行き止まり。崖の上に行く階段を登りました。
上から谷を見るとかなり急なのがわかります。
本には日立製作所の敷地内にある野川の源、「大池」の写真があったので入れるようになったか、見えるようになったのか線路を越えて反対側に行って見ましたが、以前のようには入れないし林で池も見えませんでした。残念。
国分寺駅に行くと見慣れた喧騒の中。別世界から戻ってきたようです。
まさに都会の谷間の別天地のような、「お鷹の道」は実際行って見ると予想以上に素晴らしいところでした。