こんばんは。ここのとこなんか地味なローカル線ばかり続いてます。
今回の「四日市あすなろう鉄道」も、知る人ぞ知るですね。
でも、今月から電車の床をシースルーにして、
走る様子がじっくり見れる「シースルー電車」で話題です。
去年の12月半ばから社会復帰が決まってしまったので、
12月に予定してた18きっぷで乗り歩きが、
すべて中止になってしまいました。
その中でどうしても行きたかったこの
「四日市あすなろう鉄道」に日帰りという
強行軍で行ってきました。
なんと言っても全国でも絶滅危惧種の、
ナローゲージですよ。お兄さん。
これだけで充分乗りに行く価値があるではありませんか。
(実は四日市日帰りという私としては
無茶をしたのは、東北新幹線「はやぶさ」が仙台まで
1時間半くらいで行くので、距離的に変わらない名古屋も
同じくらいで行けるとかん違いしたからでした)
名古屋から近鉄に乗り換えて
まるで川崎とそっくりではありませんか。
その駅ビルの隅っこに間借りするように
あすなろう鉄道の四日市駅はありました。
時刻表の路線図を見ればわかりますが、
第三セクターの黒の線で書かれています。
こんなところに第三セクターなんて
聞いたことないぞって思ったのが今回の旅の始まりでした。
実はJRから切り離されたのではなく、
近鉄がナローゲージという特殊さと、
ジリ貧の乗客でバス転換しようとしたのを
四日市市が中心になって鉄路を残したのでした。
1日乗車券を買っていざ出発。
この路線はPasmoなどIC乗車券が使えません。
レールの幅が狭いですから当然電車も小ぶり。
遊園地の電車のようです。
しかし、大きさをよく見ると都営大江戸線の
電車と大して変わらないんですね。
平日の昼間の割にいいのりです。
四日市の市内電車として使われているのでしょう。
地方の民鉄のようにトコトコ走ってますが、
周りは住宅地。潜在需要はあるんではないかと。
2つ目の日永で八王子まで行かない
八王子線と分岐。駅の形が鶴見線の浅野駅そっくりです。
なかなか乗ってて楽しい電車で、
市内のはずれに当たる内部まで乗ってコンプリート。
R1のそばにさりげなく駅があります。
その先R1はバイパスとなって川を渡って行きますが、
あすなろう鉄道は手前で終わってます。
川まで散歩をして折り返します。
実はあすなろう鉄道は旧東海道に沿って
走っているので途中下車も楽しいです。
四日市宿の街並みがよく残っています。
保存されてるわけでもないので、
昔と現代の街並みが混じり合って
これもまたいい味出してます。
湧き水もあって飲めるようですが、自己責任と。
近鉄時代の駅への案内標識も。
八王子線の終点、「西日野」にも行ってみました。
災害で消滅した八王子線の説明もありましたが、
川も作りかえられているので痕跡はありませんでした。
ちょうど高校生の下校の時間だったようで、
満員な上に賑やかに四日市に戻ってきました。
ミッションは達成したので満足ですが、
もう一箇所行ってみたいところがありました。
「三和商店街」西日本の「廃」好きな人には
有名なスポットのようです。
JRの四日市に向けて広い道があるんですが、
移動の足がないので滅多に使わない「タクシー代行」。
広い駅前は近鉄の駅と違ってガランとしてます。
しかも中に入ると半分は介護施設に使われていたり。
三和商店街はハロワの方ですが、
そこに行く間にまた萌える建物が。
このギャップはなんでしょうね。
いきなり「昭和」ですから。
もう薄暗くなった頃、「三和商店街」に。
入り口から中を見ると、ここ入るんですか?
もはや古い建物をとおり越して
廃墟なんですよ、お兄さん。
風が強くなってきたら今にも落ちてきそうな
屋根というかアーケードがバタバタ。
都内にあったらきっとマニアの名所
というか「危険につき封鎖」に
なっていたでしょう。
とてもスペクタクルな異空間です。
こんな場所が放置してあるところがすごいです。
他も「昭和」な風景てんこ盛りです。
名古屋までは、快速みえの転換クロス。
やっぱロングシートより快適。
名古屋までくると都会だなあって。
どこか横浜を感じました。
なかなか詰まった一日だったなあという
四日市日帰り旅行でした。
今回も読んでいただきありがとうございます。