こんにちは。10年以上ぶりにGWが休めるので、どこか行こうと思ったけど大混雑だし、どこも行けないじゃんと思ったんです。
そしたら人のいかない面白いとことが、意外に近くにあったため出かけてみることにしました。
大阪も観光ベースじゃない興味深いとこをまた見つけたので、去年に続き行きたかったのですが。
で、去年に行った時のこと。
目的地との絡みで、阪和線東羽衣支線をまわれることに気づいて乗りに行ったのでした。
そこで思いがけなく103系に出会えたのでいたく感動したのですが。
まさか置き換わるとは。
あの時、途中で気づいて予定変更してよかったです。
実は103系が運用してるより、東羽衣支線の存在に興味がありました。
こういう短区間の支線は、乗れる時に乗っておかないと後で残って面倒ということと、東羽衣駅の存在と高架がバッサリ切れてる写真を見て。
そんなわけで関空快速で鳳駅に降りてみると、ホームは独立した場所に。
まるで今はなき函館本線砂川支線のよう。
少し待つとやってきた電車に感動。
短距離支線の区間運転のためか3両ではありますが、スカイブルーの103系ではないですか。
写真を撮って乗り込んでみると、懐かしい車内。
かつて東京で見慣れた国鉄通勤型の様式美。
大阪環状線で205系に再会した時と同じくらいエキサイティングでした。
しかも、空いててガランとしてる分、じっくり観察することができました。
お客さんは昼間ということもあってパラパラと。
レールファンらしき若い子が熱心に写真を撮ってました。
市街地をゴトゴトとゆったり走って高架にあがり3分ほどで終点の東羽衣。
あっという間のショートトリップでした。
こちらでも写真を撮りたかったのですが、この時はまだホームが延長されておらずほとんどいっぱいだったような。
とりあえず立ち寄りの記録に駅名版を。
取り立てて車窓に特別何かあるわけでもなかったなあと。
で、見たかった高架が切れてるとこ。
交番のすぐ上ではありませんか。
似たようなの見たことあるなと思い出すと、都営三田線の終点「西高島平」もこんな感じだった記憶が。
あそこはすぐ先が埼玉県になるので「都営」だから終点にしたため、そういう構造なんだろうと道を走ってて思いました。
最近訪れた「日暮里・舎人ライナー」も終点が都県境に近いため、ぶつ切りのように終わってます。
ここはJR西日本ですし、歴史的に何かあって延長されるはずだったのかと思いました。
しかし、すぐそばの南海本線が高架化中でそのまま延ばすとぶつかってしまいます。
周囲は特別何かあるわけでもない住宅地の中。
はて?
調べてみると、元々この支線は「浜寺海岸」の海水浴客のために敷かれた路線だそうで。
確かに地図を見てみると「浜寺水路」という運河が。
かつての海岸線はその辺りってことでしょうか。
というと、納得。
しかも乗車人員は都心の秘境駅で書いた「越中島駅」と同じくらいというから、有人駅でもおかしくないです。
さらにこの時は、駅を出て歩いて行かなければならなかった、南海本線「羽衣駅」と2020年くらいに高架を歩行者デッキでつながる予定とか。
かつては海水浴客、今は関空への連絡でライバル同士ですが、ここは利便性を優先して手を組んだって感じでしょうか。
地元西武線の秋津駅は、JR武蔵野線新秋津駅とホームの端を連絡通路でつなげば利便性が格段によくなるんです。
しかし地元商店街が反対し、遠回りを余儀なくさせた恩恵で栄えてるのとまったく逆だなと思ったりしました。
かつて大都市どこ行っても走ってた103系。
そんな「国鉄型」レア路線が一つ減ったのは寂しいです。
そんな感じです。