こんにちは、コロナさんのおかげで旅行もままなりません。
外出は自粛と言われても、これ以上太るのは良くないとのDR.指示で近所の散歩にでかけてます。
前回は使える素材が揃ったので、やっと「旧北王子線跡」を書くことができました。
もう一本、古い素材が見つかったのですが、廃線ものが続くのはバランスが悪いと思って次回以降回しに。
この路線、以前から一度訪ねてみたいと思ってました。
それまで乗りに行かなかったのは、「都心の路線は散歩などの移動に使うので、乗りに行かなくても使う機会がありそう」のため。
「東武亀戸線」って意外と存在が地味なのですが不思議。そのため街歩きが趣味の人の中には気になってる人がいるようです。
亀戸と曳舟を結んでいますが、直通はなし。亀戸と曳舟という下町を2両編成の電車が走るという、なかなかユニーク。
特に沿線に目立つものもなく、再開発された高層マンションなどが並ぶ近代的な住宅地の狭間にある昭和のようです。
ところが、記事化するために調べてみると、建設当初は伊勢崎線がなく本線だったこと。
さらに、都心に乗り入れたい東武の壮大な野望の一つだったのには驚きました。
その野望は構想段階で頓挫しましたが、これがすごい。
亀戸から越中島を通り、京橋、新橋へ路線を伸ばす構想があったとか。
しかし、後からできた伊勢崎線が隅田川を越えて現在の浅草駅がターミナルになると、本線系統はそちらに移りローカル線に凋落したらしいです。
大手私鉄各社は都心乗り入れだけでなく、どこも「野望」とも言える構想があったのですね。
そして今、都心乗り入れや壮大な野望は、区間が違いますが「相互乗り入れ」で形になっているのは面白いです。
前置きが長くなってしまいました。
短い路線に長い前置き(?)。
総武緩行線「亀戸駅」の外れの方に、高架の総武本線の陰に間借りするように地平の東武亀戸駅があります。
一見見ると地方私鉄の始発駅のようです。なんか、ここだけ別の時間が流れているように、のどかです。
そこにやってきた列車は8000型2両編成。
東急大井町・池上線が近代化されたので、数少ない都心のローカル線です。
とはいえ、訪れたのが夕方であったこともあって多くのお客さんが降りてきました。
沿線が住宅地だけあって、バスがわりに使われているようです。
乗りこむ人が意外に少ないとはいえ、座席が埋まるくらい。
左に大きくカーブすると「亀戸水神」。
ここからは4車線の「丸八通り」に沿ってマイペースで曳舟を目指します。
ほとんどが踏切をなくしてる現在ですが、交差する道路とは平面交差、駅には構内踏切と造りや雰囲気からして「昭和テイスト」満載です。
そのギャップがまた面白いです。
そして高架になったところで終点の「曳舟」。
専用ホームで2両分しかありません。
趣味的には見所が多く、あっという間の8分間でした。
ショートカットにも使えるので、面白くて意外に便利かもしれません。
次は途中下車して歩いてみたいところ。でもこれといってパンチのあるとこがないのが悩みものです。
今日も読んでいただきありがとうございます。