基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

2019年・夏の鬼怒川温泉を歩く「終末旅館廃墟編」

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こんばんは。今回から本格的な旅行記を書きます。
と、言っても去年の旅の記録が追いついてないので、素材の消化になってしまいますが。


上越国境駅めぐり」で鬼怒川温泉を、すでに記事化してたと勘違いして書いてしまいました。
順番が入れ替わってしまいここでは書いてなかったので、先にここに行った時を書きたいと思います。

記事化が後回しになった原因は、帰りに寄った「JR日光駅」です。
終着駅のはずなのに、横須賀線の「久里浜駅」と同じようにレールが先に続いていたので、「これは気になる」と改めて見に行ってから書こうと思っていたので。

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終着駅のはずが複線の線路が東武鉄道をくぐって続いてました。

この線路がどこに続いているかは、今年改めて見に行きたいと思っています。


元々鬼怒川温泉を訪ねてみようと思ったのは、以前賑わってたときに温泉を楽しみに行ったことがありました。
その当時とは変わり果てた廃墟の旅館を見たことです。鬼怒川の渓谷に建つ錆びれた旅館の風景がこれまたシュール。

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すでに温泉よりも「廃」な場所として有名になっていました。
清里と同じです。その映像を見てかねがね訪ねてみようと思っていました。


では、本編の始まりは朝の浅草駅。さすがに温泉旅館は高いし、目的は街歩きなので日帰り。
JRからの直通「スペーシア」で行きたかったですが、適当な時間の列車がなかったので東武線で。

朝の浅草は日中の喧騒がまるでなく静かです。しかしバス乗り場には行列が。
外国人観光客の方々は朝が早いです。

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15年ぶりに乗る東武特急「スペーシア」。さすが、JRよりグレードが高いです。席はフリーストップのリクライニングで、グリーン車並みのシートピッチと座り心地。とはいえ、デフォルトの角度が私はちょうどよかったので、少し倒すだけでいい感じ。

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無理矢理感満点の浅草駅から隅田川の橋梁を、ゆっくり渡ってすぐに「スカイツリー前」。
車窓をのんびり楽しみながら行こうと思ってましたが、前日までの仕事の忙しさと寝不足で爆睡。

気づいたらすでに「下今市」でした。もったいない。
鬼怒川線をのんびり走ってあっというまに「鬼怒川温泉」に着いてしまいました。

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「廃旅館群」は隣の「鬼怒川公園」の方のようなので、後続の列車に乗り換え。
左側の川側から車窓で見ることができます。

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会津鉄道ディーゼルでした。


鬼怒川公園駅」も記憶にある観光客がいっぱいで活気のあった時の面影はなく、山の中のローカル駅のようでした。
駅の裏側に露天風呂があって人気スポットでしたが、営業してるのかわかりませんでした。

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夏休み真っ只中なのに寂しいです。


駅から5分くらいのR121の橋から下流を見ると、なんとも凄まじい風景でした。
渓谷に放棄された旅館の荒んだ建物が並ぶ風景。「終末感」を感じる独特のシュールな風景でした。

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バブルの頃、多数の団体客相手に巨大化した旅館が、団体客の減少により「大口客」を失って潰れたとか。
「温泉ホテル廃墟」ですが、どちらかといえば「バブルの遺構」といえると思います。


鬼怒川温泉駅」方面に歩いていると、TVCMで見たことがある有名旅館の廃墟もありました。

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廃業によりバス停が廃止されてます。

歩いて行くと、封鎖はされてますが「祭りの後」をじっくりと観察することができます。

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ゴーストタウンのような異様な風景です。

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取り壊し工事をしてるところもありますが、大半が放置されて荒れるに任せている状態。
なんでも債権が絡んだり、所有者不明、あとホテルが独自の源泉を持っていて、温泉を配ってるものもあるんで壊せないというのを聞きました。

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有名ホテルのはずだったのですが。

道の右、川側は「終わってる観光地」な光景ですが、山側のすぐそばには鬼怒川線が走っているので色々な電車が楽しめました。

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そして、反対側に渡る「くろがね橋」の道路を下って行ったところに、足湯の「鬼怒子の湯」があったので休憩。
足湯を楽しみました。 鬼怒川温泉の駅前にもありますが、常に観光客でいっぱいなので、こちらの方が人が少なくてゆったりできると思います。

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この坂を下って鬼怒川を渡ると反対側の温泉街です。

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足湯、鬼怒子の湯。

この橋あたりから「生きている温泉地」らしい町になります。
歴史があるだけあって濃ゆいエリアもある街歩きとなりました。

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続きます☆


今回も読んでいただきありがとうございます。