基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

復活した箱根登山鉄道に乗ってきました

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こんばんは。中7日で更新できるなんて。
今回のは時期ものなので、タイムリーさが必要かなと。


この前、復活した「箱根登山鉄道」に乗って強羅まで登ってきました。
実は、偶然なことなんですが。


東京は殺人的な暑さ。こんな日に出かける、ましてやウォークなんて自殺行為。
なので、今日はまったりとできる場所で時間を潰して、夕方涼しくなって帰って来ればいいやと湘南新宿ライナーに。

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普通列車同士が追い抜いたりするダイヤとは知りませんでした。


もともと東海道方面に行く本数が比較的少ない感じがする、湘南新宿ライナー
平塚行きだったので、そこで乗り換えて「ホームに降りればそこは絶景」の根府川に行こうとしたんです。

私、今は昔ほど時刻表を丹念に見ることがないので、平塚で熱海行きに乗り換えればいいやと思っていたら…。
実は東海道の昼間のダイヤって、複雑に入り組んでたって知りませんでした。


小田原まで2時間半もかかってしまい、これから向こうへ行くのもなあと。
そうだ、箱根登山鉄道が復活したっていうから、乗りに行く機会を考えてたんだ。


箱根湯本までは、いつのまにか小田急が「実効支配(?)」をしてしまったので、名物の3線軌条がなくなったのは残念。
この区間だけの「赤い電車」に乗り換えて箱根湯本へ。

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なんでも、その後この「赤い電車」が新宿に顔を出すようになったとか。


土曜日の夕方にしては空いてる、「登山電車」に乗り換えて強羅を目指します。
「再起不明箇所」は「早川橋梁付近」と小涌谷の踏切の前後と聞いてたので、その辺りはガラスに顔をつけるようにして観察。

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「早川橋梁」の箇所はよくわかりませんでしたが、小涌園前後の路盤流出箇所は、まるで新線のような感じ。

真っ白なコンクリートで、身近な例で例えると多摩湖線が埋まったときや吾野で流されたように「これでもか」とコンクリートの壁で崖側を固めてありました。この部分は帰りに道路から見ると大工事だったことがわかります。

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法面に強力な滑り止めが数百メートルしてあります。

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まるで新線のようなバラスとレール。

大きなのはその辺のような感じで、以前と変わらず箱根登山鉄道の旅を楽しめました。
降りる列車が大混雑だったので、これはやだなあと思いましたが強羅まで行くと時間が遅いのでケーブルカーのみの運転。

ロープウェイは終了してました。


私の目的は建前上ウォークなので、降りれるところまで徒歩で行って電車に乗って帰ることに。
車道じゃない線路に沿った道が興味深かったし。

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バイクがあったとき、ツーリングで強羅にはいかないので、「ニノ平温泉」って初めて知ったり、最も復旧工事が難しかった小涌谷の前後はなるほど、線路に沿った管理用道路がないところだったのがわかりました。


しかし、関係ありませんがR1を歩いていると、10%越えの勾配が続いています。
確か私の250ccのバイクでは2速のギアでアクセルを思いっきり開けて。やっと制限速度(非力なバイクだったので)で登って行くところ。

歩いて登っても息切れするくらいの登りです。
箱根駅伝」の選手はそんな登りを、一般人が全力疾走をしたスピードに近い速さで登って行くからすごいや、やっぱ。

でも、来年の正月できるのかな〜?


温泉が混じった川を渡って少し行ったところで歩道の内側がえぐれていて、通行禁止になってます。
おそらくこの辺りから崩れたんではと。

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R1の歩道から谷底方へ土砂が流れていました。


小涌谷の駅前に復旧工事の写真がパネルになって、説明も書いてあります。
工事を始める前に撮った現場写真を見ると。線路が浮いてて斜めになってます。見るからに。これは再起不能だろうというくらいひどいです。

こうなってしまっては、別線を作るしかないとこですが、そうはせず土台から路盤の土台から作り直す工法を取ったようです。
今でも仕上げの工事が続いています。

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まだ、復旧工事は続いてます。


小涌谷で電車の時間を見たら、1時間近く待ち。
「これも運動だ」と先行することに。

結局宮ノ下まで降りてしまったので、強羅で早川の谷の方へ降りた方が楽だったなあと。
この辺りの温泉街情緒が割と好きで歩くのは楽しかったです。時計を見ながらでしたが。

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結構ギリギリでした。


結局、宮ノ下で山を降りる電車が丁度いい時間だったので乗車。
箱根登山鉄道は、簡易式とはいえPasmoをタッチする機械があるので便利です。


そこで乗ったのが良かったです。次の大平台までは3段スイッチバックがあったり、信号所があったりで箱根登山鉄道の中では一番駅間が長いんじゃないと思います。

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3段スイッチバックがこんな近くで体験できるなんて贅沢。
あと、あまり話題になりませんが「出山信号所」の半ループもレアだと思います。

有名なのは釜石線陸中大橋だと思います。


この半ループのために、実はこれから渡る早川の橋梁が右下に見えるのを、知ってる人ってどれくらいいるのでしょう。


上りのくだりも退屈しないのであっという間です。


せっかく温泉に来たのだから、箱根湯本の日帰り温泉と行きたいところですが、この時期の暑さはきついので風呂は晩秋あたりがいいなと。


箱根湯本からは、小田急の特急。なぜかロマンスカーにあたっことがなくて、いつもEXEαなのです。

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今回も読んでいただきありがとうございます。